PFL2024#5:第5試合・サディブー・シー vs. アンドリュー・サンチェス

ライトヘビー級。シーは0点・9位、サンチェスはトム・ブリーズの当日欠場に伴い、リザーバーから本戦昇格。

シーは昨年まではウェルター級で出場しており、2018・2019年は決勝トーナメント進出。2021年はマゴメドケリモフに敗れて予選敗退したが、2022年は優勝して悲願の100万ドルを獲得。連覇を狙い昨年も出場し、またも決勝進出したが、マゴメドケリモフに敗れて2年連続の100万ドル獲得はならなかった。今年は2階級一気に上げて(PFLはミドル級がないため)ライトヘビー級で出場したが、初戦で昨年準優勝のジョシュ・シルヴェイラ相手にテイクダウンされた際に手をついて親指を脱臼し負傷TKO負け。37歳。

当初出場予定だったトム・ブリーズだが、2015年から21年まではUFCに参戦しており、戦績は悪くなかったが、試合当日に健康問題で欠場することが続いたためにリリースされていた。急遽欠場となった理由は不明だが、当時の健康問題が解決していなかった可能性がある。

当初リザーブマッチでカール・アルブレックソン戦が組まれていたサンチェスは2016年のTUF23で優勝。その時の決勝の相手は現ランキング8位のカリル・ラウントリーJr.。TUF後はミドルに下げたが、4勝5敗で2021年にリリース。PFLには昨年6月に欠場選手の代役としてリーグ2戦目から出場し、勝ったが判定勝ちの3ポイントのみで、決勝進出はならず。今回はそれ以来の試合となる。36歳。

組んだサンチェスがケージに押し込む展開。押し込んで膝。両者とも、1Rフィニッシュが必要だが、急遽本戦出場が決まったサンチェスはフィニッシュを狙うそぶりなし。押し込み打撃で削るのみ。シーも膝を返すがケージから逃れられないままタイムリミット経過。残り20秒で離れた。バックスピンキックを見せたシー。ゴング。

1Rサンチェス。

2R。またサンチェスがプレッシャーを掛けていく。ミドルを入れるシー。バックスピンキック。詰めていくサンチェスにジャブを入れるシー。前蹴り。距離を取り打撃を入れていく。サンチェス間合いに入れない。またバックスピンキック。サンチェスタックル。またケージに押し込んだ。ボディロックから肩パンチ。差し返すシー。サンチェスまた押し込み。残り1分を切ったところでレフェリーブレイク。また細かい打撃を入れていくシー。前蹴りをジャブのように出す。サンチェスは飛び込まないと打撃がヒットしない。ゴング。

2Rシー。両者決勝進出がなくなりマイペースに。

3R。サンチェスまた組んで押し込むが、すぐに放してパンチを打ち込む。また組んで押し込む。またすぐ放してパンチ連打。セコンドの指示か、明らかに戦法を替えてきサンチェス。1Rも落としていると見ているか。シーはまた前蹴りを当てていく。右を当ててタックルに入ったシーだが切られた。サンチェスパンチからタックルへ。押し込みパンチ。放してパンチからタックルへ。ドライブしてテイクダウンを狙ったが、こらえて離れた。シーちょっと疲れている。それでも間合いはシー。が、サンチェス出られない。詰めたところで右wもらってサンチェス効いた!シーがケージを背負ったサンチェスにパンチのラッシュ。しかし疲れてラッシュにスピードがない。それでもパンチ・アッパーを打ち込む。打たれるサンチェスを見てレフェリーストップ。

シー、ギリギリフィニッシュで4点獲得。

  1. *(P)ロバート・ウィルキンソン・6点
  2. *(P)ジョシュ・シルヴェイラ・6点
  3. *(B)ドヴェルジャン・ヤクシムラドフ・6点
  4. *(P)インパ・カサンガネイ・6点
  5. *(P)アントニオ・カーロスJr.・6点
  6. (P)サディブー・シー・4点 E
  7. *(B)シモン・ビヨン・0点
  8. *(B)アレックス・ポリッツィ・0点
  9. *(P)ヤコブ・ネドー・0点
  10. *(P)トム・ブリーズ・0点
  11. (P)アンドリュー・サンチェス・0点 E

しかし4点どまりで5位以下が確定。

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