UFC303:第4試合・ミシェル・ウォーターソン・ゴメス vs. ジリアン・ロバートソン

女子ストロー級。ウォーターソン14位、ロバートソン15位。

かつてのメインイベンター・ウォーターソンだが、直近7戦でわずか1勝で、現在4連敗中。前戦はマリナ・ロドリゲスとの再戦だったが、パンチを打ち込まれてタックルを切られる一方的な展開で、最後はタックルを潰されマウントを取られたところでパウンドラッシュされKO負け。さすがにここで負けるようだとリリースされる可能性が高い。カラテ・ホッティのニックネーム通り空手がバックボーンだが、試合では柔術を武器に戦うグラップラー。38歳。

ロバートソンはフライ級で13戦してからストロー級に落とし、ここまで2勝1敗。敗れた相手はランカーのタバサ・ヒッチ。柔術黒帯のグラップラーで、女子最多となる7一本勝ちがある。前戦も同じグラップラーのポリアナ・ヴィアナとの対戦で、ロバートソンが寝技で圧倒して最後はパウンドアウトしての勝利。29歳。

両者オーソドックス。ロバートソンがプレスしていく。右ストレートを打ち込む。下がるウォーターソン。前蹴りを放ち止めようとするウォーターソンだが、ロバートソン出て右ハイ。サークリングするウォーターソンだがケージに詰まった。右ストレートを入れるロバートソン。蹴りを入れるウォーターソンにロバートソンが組んでダブルアンダーフック。ボディロックから後方に倒してテイクダウン。サイド。頭をまたいだロバートソン。ニーオンからマウンtおへ。肘を入れる。ハーフに戻そうとするウォーターソンだが、ヒザで腕を潰してクルスフィックス。額に肘を入れるロバートソン。なんとか腕を解除するウォーターソンだが、ロバートソンまた頭をまたいだ。腕を狙っていく。またニーオンからマウントにしてパウンド連打。肘。残り1分。パウンド・肘を入れると腕十字へ。クラッチして亀で耐えるウォーターソンにヤスケビッチ十字。クラッチを放さずしのぎきったウォーターソン。1R終了。

1Rロバートソン。

2R。すぐ詰めたロバートソン。ウォーターソンの前蹴りをキャッチするとシングルレッグからテイクダウン。レッグドラッグハーフ。足を抜いてサイドに出るとまたクルスフィックスへ。またマウント。強烈な肘連打。半身になりハーフに戻したウォーターソン。ロバートソン今度は腕を狙いながら肘を脇腹に打ち込む。足を外してパスすると即またマウント。肘。背中を向けたウォーターソン、またハーフに戻そうとしたがマウント。腕十字を狙ったロバートソンだが、ウォーターソンはシザースでディフェンス。残り40秒でまたマウント。腕十字へ。またクラッチしてディフェンスするウォーターソン。クラッチが切れかけたが2R終了のホーン。

2Rロバートソン。下になると凌ぐことしかできないウォーターソン。

3R。ウォーターソンいきなりタックル。テイクダウンしたが、ロバートソンギロチンに抱えるとスイープ狙い。外してバックに回るロバートソン。上になり頭をまたいだロバートソン。サイドに移行。サイドで固めながら頭部にヒジを入れる。アメリカーナ。防いだウォーターソン。またマウントに。ハイマウントになると下からシザースを狙うウォーターソンだが、密着してディフェンスしたロバートソン。ヒジを入れるロバートソン。ブリッジで返そうとしたウォーターソンだが、ロバートソンのハーフバックに。パウンドを入れるロバートソン。向き直ったウォーターソンはハーフからフルガードに。残り1分。逆にガードから三角を狙ったウォーターソンだが、ロバーソンパスしてまたマウント。パウンド・ヒジ連打。タイムアップ。

30-27×2、30-26の3-0でロバーソンが圧倒。グラウンドに持ち込むと一方的な展開に。

ウォーターソンは意地でフィニッシュを逃れるのが精一杯。これで5連敗。顔面をボコボコに腫らしたウォーターソンは、試合後に引退を表明した。

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