UFC303:第3試合・アンドレイ・アルロフスキー vs. マルティン・ブダイ

ヘビー級。

元王者アルロフは一度UFCから離れて他団体で戦っていたにも関わらず、UFC史上2位(ヘビー級では1位)のキャリア41戦、23勝も2位(これもヘビー級では1位)。しかし現在3連敗中。このところはヘビー級らしからぬ、距離を取っての打撃で手数で上回っての勝ちがほとんど。現UFC最年長の45歳で、さすがの鉄人もこの試合に負け4連敗になると、年齢的に引退勧告されてもおかしくない。

そんな崖っぷちのアルロフの相手には厳しすぎる4勝1敗のブダイ。UFCデビューから4連勝して、前戦はUFCデビュー戦のシャミル・ガジエフとの対戦だったが、打撃で圧倒され、2Rにスタンドで防戦一方となりKO負け。UFC初黒星を喫した。32歳。

両者オーソドックス。距離を取りカーフを蹴るアルロフスキー。ブダイ詰めて組み付くとケージに押し込む。両脇を差し返したアルロフ。入れ替える。離れた。ジャブを入れるアルロフだがケージを背負った。ブダイワンツーを入れて組み付きケージに押し込む。押し込みながらコツコツと脇腹を殴る。膠着気味。アルロフが外掛けテイクダウンを狙うがこらえるブダイ。アルロフが入れ替えてケージに押し込むが、パンチを入れ離れる。すぐに距離を詰めていくブダイ。下がるアルロフ。出てくるブダイにパンチを入れるが、また組まれて押し込まれた。また入れ替えるアルロフ。ホーン。

1Rは押し込みのコントロールでブダイ。

2R。また出てくるブダイ。先に打撃を出すアルロフだが、圧されてすぐケージを背負う。アッパーを入れたブダイ。アルロフ四つで組み付く。ブダイがケージに押し込むが入れ替えた。しかしアルロフは押し込んでもそこから攻めがなく膠着。離れた。また出るブダイ。接近戦でアッパーを入れる。膝。アルロフ四つに組んでケージに押し込む。しかし押し込むのみで、そっから攻撃がない。入れ替えて離れたブダイ。アルロフ右オーバーハンド。カーフキック。接近するとアッパーを入れるブダイ。また組み付くが、アルロフがケージに押し込み膠着。レフェリーようやくブレイク。アルロフがパンチ連打で出るとブダイは首相撲で受け止めてパンチを入れる。また組んだアルロフ。首相撲で膝の打ち合い。ホーン。

2Rは僅差。

3R。また首相撲の展開。ケージに押し込むブダイだが、アルロフ入れ替えた。また押し込むだけのアルロフ。ブダイがヒザを出したがローブローになりタイムストップ。だいぶダレてきた。なかなか再開できないアルロフ。1分半休んで再開。カーフを蹴って出るブダイ。脇を差して受け止めたアルロフが入れ替えてケージ押し込み。ここから細かい打撃を入れるアルロフ。レフェリーブレ言う。また四つになりヒザの打ち合い。ブダイが腹にヒザを入れるとアルロフ離れた。アルロフバックブローからまた四つになり押し込む。会場ブーイング。残り1分。押し返したブダイ。両脇を差したアルロフがまたケージに押し込む。残り10秒で離れたアルロフ。下がって距離を取り、出てくるブダイにバックキック。タイムアップ。

29-28ブダイ、29-28アルロフ、30-27ブダイ。スプリットでブダイ勝利。

アルロフは膠着勝負に持ち込んだが、ケージ押し込みから明確な攻めがなかった。

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