超激闘ファイタードゥホだが、2016年以来、8年間勝ち星なし。UFCデビューから3試合連続1RKO勝ち。4試合目も当時ランカーのカブ・スワンソン相手にファイト・オブ・ザ・イヤーで後にUFC殿堂入りしたほどの激闘を見せたが、続くジェレミー・スティーブンス戦では2RKO負け。兵役でのブランクを経て、地元韓国での約2年ぶりの復帰戦では、格下のシャルル・ジョーデイン相手に2RKO負け。負傷もあり、そこから3年以上のブランクで、昨年2月に復帰。カイル・ネルソン相手に反則(頭突き)の減点込みでのドローで、内容では勝っていたとはいえ、かつての打撃の切れ味はすっかり影をひそめてしまっていた。今回も中堅のアルジオ相手にアンダードッグとなっている。33歳。
アルジオはレスリング・柔術がバックボーンだが、ボクシング・ムエタイの経験もある。UFC5勝4敗で勝ち越してはいるものの、まだランカーと対戦した経験はなく、中堅相手に勝ったり負けたり。前戦はドゥホと引き分けた後のネルソン戦だが、1Rにパンチを効かされたところにラッシュをもらいKO負けしている。35歳。
距離を詰めたアルジオ。ケージまで下がったドゥホにタックル。ケージでこらえたドゥホだが、首をギロチンに抱えると引き込んで絞める。しかし足のフックがなく、首を抱えてコントロールして上になり立ったドゥホ。ケージ際でボディロックからテイクダウンしたドゥホ。バックに回りチョーク。しかし真後ろについておらず入っていない。外れて下になる。立とうとするドゥホの両足を抱えて寝かせようとするアルジオだが、ドゥホ立った。四つで押し込むアルジオだが、ドゥホ入れ替えるとダブルアンダーフック。離れ際にヒジを入れた。ドゥホローを入れるがアルジオがパンチで詰めるとバックヒジ。また組んだアルジオ。ダブルレッグで尻もちを着かせた。立ったドゥホはまた首をギロチンに抱えるとヒザを入れる。一瞬片膝を着いたアルジオの頭部にヒザを入れたがレフェリー見逃す。ドゥホ引き込んでマルセロチン。外れた。ホーン。
1Rややアルジオ。
2R。詰めてくるアルジオ。ミドルを入れるドゥホ。右をヒット。左右のパンチで出たアルジオ。ドゥホはバックステップ。手数が少ないドゥホ。ジャブを一発ヒット。右ボディ。アルジオバックブローで距離を詰め組み付いた。ドゥホ入れ替えてケージに押し込むと支釣込足で崩しまた首を抱える。がぶりからバックを狙ったドゥホだが防いだアルジオ。離れる。ドゥホのパンチがヒット。スタンドで詰める。左フックがヒット。一瞬遅れてアルジオ自らしゃがみ込みダウン。ドゥホがバックからパウンドを入れたところでレフェリーストップ。
ドゥホ8年ぶりの勝利。しかし復活の勝利というより、もうかつての倒しまくったドゥホは戻ってこないという印象を抱いてしまった。今回も苦しんだ上でのKO勝ち。