UFC304:第9試合・ナサニエル・ウッド vs. ダニエル・ピネダ

フェザー級

ウッドは地元イギリスで、グレート・ブリテン・トップチーム所属。バンタムからフェザーに上げてから3連勝していたが、前戦はUFC1勝0敗のダジキスタンンファイター・ナイモフと対戦し、開始直後に右フックを被弾しダウン。打撃で盛り返したものの、テイクダウンを狙った所で倒され際に反転されて上を取られ、3Rには距離を取って逃げるナイモフを捕まえられず、フェザー級初黒星。UFC7勝3敗の30歳。

ピネダは10年前の2014年にUFCを3勝4敗でリリースされ、Bellator・PFLを転戦。PFLでは決勝まで進出したが、禁止薬物使用が発覚して失格となっている。2020年にUFCと再契約し、ここまで2勝2敗1NC。レスリング・柔術がバックボーンで、キャリアの28勝中、9KO・19一本勝ちで判定勝利はゼロ。38歳。

カーフを蹴るウッド。ピネダタックル。ケージに押し込むが、ウッド入れ変えた。さらに入れ変えたピネダだが、ウッド離れる。またカーフ、前蹴りを入れるウッド。ジャブ。前蹴り。嫌がってしゃがみこんだピネダ。ウッドがパウンドを入れるとガードを取るピネダ。ガードの中でヒジを入れるウッド。下からキムラを狙うピネダ。ヒップスローでマウントに。すぐにガードに戻すウッド。ピネダ上からヒジを入れる。首をギロチンに抱えようとする。防いだウッドにピネダパウンド。残りわずかで立ち上がり強い鉄槌を打ち込んだ。ホーン。

前蹴りを効かせたウッドのラウンドか。

2R。ピネダカーフキック。ウッドもカーフを返す。踏み込んでパンチ連打をヒット。目にヒットして気にしているピネダ。ウッドまた前蹴りを腹に入れる。ピネダもバックスピンキックを返しヒットするが、ウッドが詰めてきた。ピネダの右フックをブロックして右を返すウッド。大振りのパンチを振るピネダだが空振り。ウッドはまた腹に前蹴りを打ち込む。左右のパンチからまた前蹴りを放つが、今度はローブロー。タイムストップ。再開。ウッドのカーフキックで効いた。ピネダ組んで投げを狙うが、足の踏ん張りが効かない。ウッドが前蹴り・カーフで攻める。自ら引き込んだピネダだが、ウッド足を蹴る。レッスルアップしたピネダが組んでいくが、ウッド離れてまたカーフ。ボディ・顔面にパンチを入れるウッド。顔面に左をもらったピネダがダウン。インサイドからヒジを打ち込むウッド。ピネダが下からの極めを狙うと密着して防ぐ。ホーン。

2Rもウッド。KO寸前だが、ガードからの仕掛けで凌いでいる。ピネダの右目が腫れており、ドクターチェックが入るが続行。

3R。バックヒジを狙ったピネダだが空振り。アッパーで飛び込んでタックルへ。ウッドギロチンへ。下になり外したピネダ。ウッドは追撃せず立った。ボディ・顔面に打撃を入れるウッド。ピネダは大振りの打撃を狙う。タックルを切られてバックを取られかけたピネダだが、スクランブルで上を取り返した。ハーフからストレートアームバーを狙う。ハーフからヒジを入れるピネダ。ダースチョークを狙うが入れず。ウッドはもう逃げ切り狙いでディフェンスするのみ。ピネダ攻めあぐねてタイムアップ。

29-27×2、29-28の3-0でウッド勝利。

3Rは落としたが、計算づくの逃げ切り。

ピネダはKO負け寸前でよく凌いだが、そこまでだった。

タイトルとURLをコピーしました