UFC on ABC7:メインイベント・コーリー・サンドヘイゲン vs. ウマル・ヌルマゴメドフ

バンタム級

サンドヘイゲンは2021年10月にピョートル・ヤンとの暫定王座決定戦で判定負けしてから3連勝中。1年前にヌルマゴ戦が組まれていたが、ヌルマゴが肩の負傷のために欠場し、サンドヘイゲンは代役のロブ・フォントと対戦。タックルからのテイクダウンという、元キック王者と思えない攻めで判定50-45×3で完勝。しかし試合中に筋断裂したため、その後欠場し、ほぼ1年ぶりの試合となる。32歳。

ウマルはハビブのいとこで、Bellatorライト級王者ウスマンの2歳上の兄。29戦全勝で引退したハビブ、18戦無敗(17勝0敗1NC)の弟と同じく、キャリア17戦全勝。組みの強さだけでなく打撃も強い。初の上位ランカーとの対戦となるサンドヘイゲン戦を欠場した後、今年3月の復帰戦では、他のランカーとの試合が避けられているのか、UFC初参戦のカザフスタン人ベクザト・アルマカーンとの対戦となり、テイクダウンからドミネイトしての完勝。キャリア17戦全勝で、今回が初メインとなる28歳。

ウマルシングルレッグ。倒すとバックに回った。そのまま背中に乗るが、足のフックを解除したサンドヘイゲン。離れる。打撃でプレッシャーをかけるサンドヘイゲン。カーフキック。またシングルレッグに入るウマル。片足でこらえるサンドヘイゲン。振って倒そうとするウマルだが切ったサンドヘイゲン。打撃でプレスするサンドヘイゲン。ミドルを蹴る。ジャブ。カーフキック。ケージを背負うウマル。またカーフ。ミドル。スイッチキック。ウマル今度はダブルレッグでテイクダウン。サンドヘイゲンスクランブルで逃れようとしたが、ついていくウマル。しかし上半身を起こして鉄槌を入れたサンドヘイゲン。ホーン。

1Rはサンドヘイゲン。

2R。ウマルシングルレッグ。ヒザをついてこらえるサンドヘイゲンだが、ウマルドライブしてバックに回った。スタンドバックから片足をフックするが、サンドヘイゲン解除して正対し離れる。パンチで出るサンドヘイゲン。前蹴り。カーフキック。蹴られた足を引いてスイッチしたウマル。ミドルを蹴るサンドヘイゲン。打撃で出るサンドヘイゲン。右ハイ。インロー。ジャブを返すウマルだがそこにまたカーフキック。サンドヘイゲンのローをキャッチしたウマルがバックに回ると後方に引き込んだ。チョークを狙うが足のフックを解除して立ったサンドヘイゲン。スタンドバックから正対。ウマルすぐに大外刈りで倒したが離れたところで立ったサンドヘイゲン。ホーン。

2Rサンドヘイゲン。ウマルちょっと手詰まりになってきた。

3R。ジャブで出るサンドヘイゲン。ウマルがミドルを入れるとサンドヘイゲンも返す。蹴り合い。ウマルのハイの打ち終わりにカーフキックを入れるサンドヘイゲン。蹴られた足をつかもうとするウマル。サンドヘイゲンのローに合わせて組み付いてドライブしてバックに回ったウマル。しかしスタンドバックでクラッチを切り離れた。左ボディを入れたウマル。逆にウマルがスタンドで詰める。サンドヘイゲンの蹴りに合わせてまたバックに回った。前転するサンドヘイゲンのバックに。ホーンj。

3Rは打撃のヒットの差でウマルか。

4R。詰めるサンドヘイゲンだが、ウマルが下がりながらパンチを入れていく。ジャブの刺し合い。サンドヘイゲンのジャブにワンツーを返す。手数を増やしてきたウマル。距離がつまりパンチの撃ち合いになるが、最後にパンチを打ち込んだのはウマル。サンドヘイゲンの前蹴りは空振り。残り40秒でウマルこのラウンド初めてのタックル。バックに回った。ローリングするサンドヘイゲンについていくウマル。上になるとがぶった。ホーン。

4Rもウマルか。

5R。ライブオッズは大差でウマルに。カーフを蹴るサンドヘイゲン。サンドヘイゲンが意表をつくタックルを見せた。ウマルワンツー。サンドヘイゲンまたシングルレッグ。切られる。そこまでテイクダウンに固執していないか。パンチの3連打を入れたウマル。サンドヘイゲンの蹴りに合わせてまた組み付いたウマル。上になったウマル。サンドヘイゲン三角を狙ったが、ガードの中に入ったウマル。サンドヘイゲン、初めてマットに背中を付けた。下からヒジを入れるサンドヘイゲン。ウマルバックに回る。ローリングして上を取ろうとするサンドヘイゲンだが、どんな体制になっても上を取るのはウマル。残り1分。ハーフで押さえ込んだウマル。ヒジ・パウンド。サンドヘイゲンガードに戻すが、密着されて下から仕掛けられない。タイムアップ。

50-45、49-46×2の3-0でウマル・ヌルマゴメドフがランキング2位サンドヘイゲンを下す。

序盤はサンドヘイゲンがタックルを切って打撃で優勢だったが、途中からサンドヘイゲンの土俵の打撃でも上回るようになり、組みでもサンドヘイゲンが次第に逃れられなくなってじわじわとウマル優勢に。5Rはついにテイクダウンから固めての勝利。

試合後のインタビューでは9月のノーチェUFCでのオマリー vs. ドバリシビリの勝者への挑戦をアピール。

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