PFL2024#9:第7試合・ガブリエル・ブラガ vs. ティムール・シズリエフ

フェザー級トーナメント準決勝。

昨年準優勝のブラガは、1月にコーチである父親をギャングに殺害されたことがショックで、2月のBellatorとの対抗戦を欠場。対戦相手で旧知のパトリシオは「ブラガは引退した」と言っていたが、何事もなかったように今年もリーグ戦に出場。初戦はBellator8位のジャスティン・ゴンザレスを1RKO、2戦目は2022年準優勝のバッバ・ジェンキンスとの対戦で、タックルを切ったところでジェンキンスが肘を脱臼。アクシデント的なTKO勝ちだったが、2年連続での決勝トーナメント進出を果たした。26歳。

シズリエフはキャリア16戦全勝だが、うち3KO・1一本勝ちと、フィニッシュ率が低い。テイクダウンして固めてコツコツ殴る地味なファイトスタイル。PFLのリーグ戦には不向きなスタイルだが、ブレット・ジョンズとエンリケ・バルゾラに判定勝ちした6点で勝ち上がった。28歳。

タックルに来たシズリエフだが、ブラガは小手に巻いて受け止めて離れる。シズリエフ前蹴り。ブラガミドル。ジャブ、カーフを入れるブラガ。シズリエフもカーフを返す。関節蹴り。シズリエフタックル。テイクダウン。ブラガすぐケージ際に移動し立つ。押し込んでなおもテイクダウンを狙うシズリエフ。ブラガ離れた。左を打ち込むブラガ。ホーン。

1Rヒット数でシズリエフ。

2R。パンチの打ち合い。両者警戒して手数が少ない。先手を取るのはシズリエフ。詰めていくブラガだが、攻撃が単発。連打を入れるシズリエフ。ブラガワンツーを放つが距離が遠い。シズリエフ関節蹴り。残りわずかでようやく出たブラガだがホーン。

2Rシズリエフ。

3R。シズリエフシングルレッグ。ケージ際に移動しこらえるブラガ。離れた。ブラガカーフキック。足が流れるシズリエフ。左を打ち込むブラガ。徐々に手数が増えてきたが、KOが必要。左ミドル。シズリエフのタックルを切ったブラガだが残り2分。単発の打撃を入れるブラガ。左ミドル。カーフ、ワンツーで攻めるブラガだが決定打がない。シズリエフ流し気味。タイムアップ。

両手を上げるブラガだが…。

29-28ブラガ、30-27シズリエフ、30-27シズリエフ。スプリットでシズリエフ勝利。

3Rブラガはあっても2R取ることはない。ブラガも終わった後勝利アピールしていたが、判定負けを聞いても抗議すること無くシズリエフの勝利を称える。勝っていると思ってないなら最終ラウンド倒しに行くべきでは。

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