ウェルター級。
UFCデビュー戦でニコラス・ダルビーに敗れたエリゼウ・カポエイラことザレスキだが、その後7連勝。3連続フィニッシュ勝利もあり、中村K太郎にも完勝している。ランカーとの対戦がないままランキング入したが、上海大会でリー・ジンリャンにKO負けしてランク外に。前回はギルバート・バーンズに敗れてMMA初黒星を喫した元M-1チャレンジ王者アレクセイ・クンチェンコとの対戦で、僅差の展開で判定勝ち。
散打で5度の世界王者になりMMAに転向したロシアのサリコフは、中国でMMAのキャリアを積んでUFCデビューしたが、前座ファイターのアレックス・ガルシアにテイクダウンからのチョークであっさり一本負け。が、そこから2連続KO勝利を含む3連勝中。MMA転向が遅かったため、キャリア9年で36歳。ニックネームはキング・オブ・カンフー。
ザレスキの蹴りをキャッチしてパンチを入れたサリコフ。ロー。ミドル。ザレスキもミドルを返す。蹴り合い。ザレスキタックル。切ったサリコフ。残り15秒でザレスキのパンチが入り効いたサリコフが後退。ザレスキラッシュで出る。サリコフタックルに入るが、倒され際に入れ替えて上になったザレスキが鉄槌連打。亀になったサリコフ。ホーン。
1Rザレスキ。
2R。また蹴り合い。ザレスキのバックスピンキックをキャッチして投げ捨てたサリコフだが、追い打ちに行かず立たせた。ザレスキの右がヒットし効いたサリコフ。タックルを潰したザレスキがそのまま腕十字を狙ったが、股下から抜けられ立たれた。なおも組んでテイクダウンを狙うザレスキだが倒せず離れる。サリコフのバックスピンハイキックは頭の上を通過。また放ったがまた空振り。またバックスピンキック。クリーンヒットせず。ホーン。
2Rもザレスキ。
3R。サリコフのバックスピンキックがボディにヒット。ジャブ。ザレスキもパンチを打ち返す。KOが必要なサリコフだが手数が少ない展開。間合いに入れない。ザレスキは無理せず逃げ切り狙いで間合いを詰めない。残り1分。ザレスキは距離を取りカポエイラキックなどの見せ技で時間を使う。タイムアップ。
30-27サリコフ、29-28ザレスキ、29-28サリコフ。スプリットでサリコフが勝利する意外な結果に。
3Rとも僅差ではあったが…。逃げ切りを狙ったザレスキは裏目に。