RIZIN.48:オッズ/予想と展望

第1試合 フェザー級
カルシャガ・ダウトベック 1.10
木下カラテ 5.30

木下は前戦のDEEPでの神田戦は計量失敗の減点込みでのスプリット判定勝ちで、純粋な試合内容で言えば負け。RIZINに出るとしても地方大会枠であって、ダウトベックと当てるべき選手ではない。ダウトベックは次こそ上位勢との対戦を組んでもらいたいところだが、勝っても特に評価が上がらず、負けた場合はもちろん、苦戦した場合でも評価が下がってしまうので、ハイリスクローリターンな試合。

ダウトベックKO勝ち。

第2試合 フライ級
新井丈 3.42
エンカジムーロ・ズールー 1.24

新井丈の戦績が(初期の連敗のせいで)きれいでないのと、前回ヒロヤにKO負けしているせいなのかアンダードッグ。しかしズールーもフライ級で35歳で特に伸びしろはない選手。フライ級タイトル戦線に入るほどの選手ではないので、新井はきっちり勝ちたい。気がかりなのは、新井が増量してからの初戦で、試合での感覚にズレが生じないかという部分。

新井KO勝ち。

第3試合 バンタム級
金太郎 2.59
秋元強真 1.40

まだ底が見えない秋元。金太郎は3月の神戸大会で、修斗で3連敗しているダイキ・ライトイヤーに判定勝ちで、勝ったがRIZINレギュラー枠再奪取とは言えない内容。ともにヒロ・ヤマニハにKO勝ちしているが、打ち合いになればよりフレッシュな秋元が有利か。

秋元KO勝ち。

第4試合 フェザー級
萩原京平 1.88
高木凌 1.75

サイトによってはイーブンだったり、萩原がフェイバリットのところもあり。牛久・武田と組んでくる相手に完封された萩原が久々に打撃で勝負しあえる相手との試合。高木は初戦コレスニックに組みで押されて完敗、2戦目はRIZIN未勝利の西谷に1RKO勝ち。

打撃勝負なら高木になりそうだが、萩原が出稽古先のTRIBEで組み勝負という作戦を授けられているようだとわからなくなる。

高木KO勝ち。

第5試合 ライト級
矢地祐介 1.88
宇佐美正パトリック 1.75

矢地は2021年に当時の修斗王者川名、DEEP王者武田に勝利し、RIZIN日本人ライト級トップの座についたが、その後はサトシ・グスタボ・ベルナウイの強豪外国人に完敗。勝った試合は勝って当然の相手で、ちょっと実力が見えにくくなっているが、未だに日本人トップクラスなのは間違いない。

宇佐美は昨年4月にギョンピョに完敗。キックの試合を経て、6月にはセミリタイアしていた徳留と対戦しKO勝ちしたが、正直あまり現在の実力の参考になる相手ではなかった。MMAキャリアが浅いだけに伸びしろは大きいと思うが、それでも一気に矢地クラスを上回るほどの力を身に着けているとは考えにくい。

矢地一本勝ち。

第6試合 バンタム級
牛久絢太郎 2.07
佐藤将1.62

牛久のバンタムでの実力が不明なため、難しい試合。太田には完全にコントロールされてなすすべ無かった牛久だが、あまりにもコントロールされすぎたがゆえに、「バンタム級に落としたせいで動けていないのでは」という声も大きかった。今回再びバンタムで戦うのは、練習などで本人なりの手応えを感じているのか。将光は太田戦も井上戦も僅差の内容だったが、井上戦では最後にテイクダウンを奪われて攻められたのが響き判定負け。太田戦のようにタックルを凌ぐ展開になれば将光ペースになりそうだが、ケージではなくリングで同じように動けるかどうか。

牛久判定勝ち。

第7試合 女子スーパーアトム級
伊澤星花 1.07
浅倉カンナ 6.10

浅倉カンナ引退試合。もうちょっと早く見たかった組み合わせ。すでに格闘技に見切りをつけている浅倉は勝ちへのモチベーションも上がりきらないのでは。

伊澤一本勝ち。

第8試合 フェザー級
フアン・アーチュレッタ 3.40
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ 1.33

シェイドゥラエフのRIZIN2戦目だが、RIZINフェザー級未勝利のアーチュレッタが相手に。シェイドゥラエフが勝っても(仮想の)ランキングがどう動くか今ひとつわかりにくい。いずれにせよ、武田を組みで圧倒したシェイドゥラエフが相手ではアーチュレッタは厳しいか。

シェイドゥラエフ一本勝ち。

第9試合 バンタム級
元谷友貴 2.09
太田忍 1.61

2年前の試合では太田がテイクダウンする場面はあったが、元谷が下で攻めさせないように防ぐと、2Rには太田が消耗し始めて元谷が判定勝ちしているが、当時の太田はまだキャリア3戦。太田がそれから3倍以上の経験を積む一方で、元谷は今月35歳になり、直近の試合でも代役で太田の同門の平松にパンチでダウンを奪われKO寸前まで追い込まれており、徐々に打たれ弱さが見えてきている。その差がそのまま出そう。

太田判定勝ち。

第10試合 バンタム級王座決定戦
井上直樹 2.36
キム・スーチョル 1.48

両者オールラウンダーだが、倒せるパンチを持っているのはスーチョル。序盤は互角でも、パンチでダメージを与えて次第にスーチョルがペースで上回る展開になるのでは。

スーチョル判定勝ち。

メインイベント ライト級タイトルマッチ
ホベルト・サトシ・ソウザ 1.39
ルイス・グスタボ 2.62

序盤でグスタボが下がらずに打撃のプレッシャーを掛けていけるかどうか。サトシの組みのプレッシャーに圧されるようだと、逆にサトシの打撃をもらいかねない。とはいえ、そこまで出来てもまだ五分か。

サトシ一本勝ち。

第1試合開始は14時から。当日は13時からのパンクラスをリアタイします。

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