UFC on ESPN+104:第2試合・チャド・アンヘリガー vs. コーディ・ギブソン

バンタム級

カナダのアンヘリガーはUFC2勝2敗。34歳の時にDWCSに出場。1月に中村倫也と対戦するムイン・ガフロフ相手にスプリット判定勝ちし、若くはないがUFCとの契約を果たした。初戦は3RパウンドでKO勝ちしたが、そこから2連敗。後がなくなった前戦は、1Rにカーフを効かせると、倒しに行かず安全策で判定勝ちしたが、物足りなさも残った。得意技はギロチン。37歳。

ギブソンは10年前にUFCと契約するも、1勝3敗でリリース。ローカルで試合をしていたが一時引退して高校教師をしていた。33歳で3年ぶりに復帰。元UFCのレイ・ボーグに敗れたのみで3勝1敗。UFCベテラン勢 vs. プロスペクトのテーマで行われたTUFへの出場を果たすと、TUFではいずれもチーム・プロスペクトの相手に1Rフィニッシュ勝利。決勝は同じベテラン勢のブラッド・カトーナに判定負けしたが、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。UFC本戦再デビュー戦はマイルズ・ジョーンズ相手にタックルでテイクダウンを奪うも、そこから攻めきれず、後半は消耗して判定負け。前戦はUFC8勝8敗のブライアン・ケレハーに組んでテイクダウンを奪う展開から肩固めでタップを奪い、UFCで10年ぶりの勝利を手にした。バックボーンはレスリング。37歳。

アンヘリガーが詰めていく。右をヒット。カーフキック。ギブソン前に出た。組んでケージに押し込む。組むとスタンドバック。投げてテイクダウン。ハーフバックに。反転するアンヘリガーだがハーフで押さえ込むギブソン。下から首に腕を回してギロチンを強引に狙うが、逆に肩固めを狙うギブソン。マウント。亀になったアンヘリガー。反転して上を取ろうとしたがアンヘリガー立った。しかし放さずまたバックに回りテイクダウンしたギブソン。ギロチンに抱えてマウント。外れたがネルソンで上を取る。上でダース気味に抱えたまま1R終了。

1Rはテイクダウンから攻め続けたギブソンのラウンド。

2R。詰めてきたギブソンにミドルを入れたアンヘリガーだが、ギブソンはブロックしてタックルに入りテイクダウン。すぐハーフ。足を抜いてマウント!背中を向けたアンヘリガーからバックマウント。チョークを狙う。向き直って外したアンヘリガーだが、半身の体勢でまだバックマウントのピンチが続く。ギブソンヒジ。肩固め。タイトに入ったが、ケージを蹴って背中を向け外したアンヘリガー。スクランブルで逃れようとしたアンヘリガーだが上をキープするギブソン。またマウント。また肩固め。ズレて亀になったアンヘリガー。背中を向けて立った。ギブソンスタンドバックから片足をフック。アンヘリガーは自ら倒れ込みスクランブルで逃れようとしたが、ギブソンが上をキープ。また肩固め。ローリングで逃れるアンヘリガーだがギブソンバックキープ。パウンドを入れる。ホーン。

2Rは序盤のタックルからずっとギブソンがいいポジションを取り続けた。

3R。アンヘリガー前に出るが、タックル警戒で手が出ない。ギブソンは距離を取る展開。ワンツーを入れたアンヘリガー。打ち終わりにタックルに入るギブソン。切ったがケージに押し込んでテイクダウン狙い。ローリングして下になったギブソンが、そのまま回転して上になり、結果テイクダウン成功。ガードを取るアンヘリガー。ケージ際で背中を向けて立った。ギブソンクラッチを放さずスタンドバックからまたテイクダウンを狙う。バックから片足フック。潰してテイクダウン。亀のアンヘリガーからから肩固め狙い。おたつロックの体勢。残りわずかでパウンドを入れるギブソン。タイムアップ。

30-27×2、30-26の3-0でギブソン勝利。1人は2Rに10-8をつけた。

終始テイクダウンしてポジションをキープしたギブソン。アンヘリガーのスクランブルにもポジションを許さなかった。

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