女子ストロー級。ピニェーロ13位、ロバートソン14位。
ブラジルのピニェーロは柔道一家に生まれて幼少より柔道を始め、オリンピック出場を目指していたが、果たせず22歳でMMA転向。UFCデビューからは3連勝していたが、アマンダ・ヒバスにKO負けしキャリア初黒星。前戦は5月に大ベテランのアンジェラ・ヒルと対戦したが、組みの実力が向上したヒルにテイクダウンや寝技で後れを取り、最後はギロチンで一本負けして2連敗中。連勝中の勢いがなくなってしまった。柔道の投げでのテイクダウンが得意だが、やや強引に仕掛けがち。ストロー級で最も軽い選手の1人で、ほぼ減量の必要がないため、女子アトム級の設立を希望している。30歳。
カナダのロバートソンはフライ級で8勝5敗の後、ストローに落として3勝1敗。柔術黒帯のグラップラーで、一本勝ち7回は女子最多。前戦はこちらも大ベテランのウォーターソンとの対戦で、グラウンドに持ち込むと終始コントロールしてパウンドやサブミッションも積極的に仕掛け、フィニッシュこそできなかったが圧倒して勝利。ウォーターソンは試合後に引退を表明している。29歳。
ロバートソンタックル。尻餅をついたピニェーロ。ケージを使って立つが、立ち際にバックについたロバートソン。こらえるピニェーロ。放してヒジを一発入れたロバートソン。すぐまたシングルレッグからスタンドバックに回る。テイクダウン。しかし足のフックを許さず立ったピニェーロ。ロバートソンまだ放さずバックキープ。正対したピニェーロ。パンチを入れて離れた。ピニェーロのケージつかみがあり、レフェリーから注意が入る。パンチを入れるピニェーロにロバートソンも右を返す。ステップして距離を取りながらジャブを入れていくピニェーロ。ロバートソンタックル。しかしクラッチさせずに離れるピニェーロ。ステップで組ませないピニェーロ。ロバートソンタックル。巴投げで返そうとしたピニェーロだが、ケージに詰まって返せず上を取られる。下から腕十字を狙おうとするピニェーロにロバートソンが臀部に垂直ヒジを落とす。ホーン。
1Rは組みとテイクダウンからコントロールしたロバートソン。
2R。詰めてきたロバートソンにアッパーを入れるピニェーロ。サークリングして詰めさせないようにしながらパンチを入れる。ロバートソンタックル。しかし良いところを組めず。離れた。またタックル。引き剥がしたピニェーロ。左ボディを入れる。詰めていくロバートソンだがピニェーロサークリング。飛び込みにアッパーを合わせたピニェーロ。ピニェーロのパンチがヒット。シングルレッグを狙ったロバートソンだが足に触れさせない。ダブルレッグでケージに押し込んだロバートソン。ピニェーロ小手に巻いて耐える。ヒジを入れて離れたロバートソン。すぐまたシングルレッグに入るがピニェーロ切った。詰めるロバートソン。タックルは切られる。出ていくがピニェーロのパンチを貰う。残り1分。ロバートソンタックル。懐に入った。こらえるピニェーロからスタンドバック。足をかけて倒そうとするがケージに寄りかかって耐えるピニェーロ。残り10秒でようやく倒した。パウンドを入れるロバートソン。ホーン。
難しい2R。終盤ロバートソンがテイクダウンを取ったが、それまでの打撃のヒットでピニェーロか。
3R。サイドステップするピニェーロにロバートソン前蹴り。ピニェーロの蹴りに合わせてタックル。組み付いた。ボディロックからテイクダウン。ハーフからクォーターマウントへ。ヒジ。パウンド。パウンド・ヒジを入れていく。ピニェーロケージを蹴って返そうとする。サイドに移行したロバートソン。クルスフィックスからヒジ。ピニェーロ固定されていた腕を外したが、ロバートソン今度はマウント。パウンド。ヒジ。下からシザースを狙うピニェーロだが絡ませない。ハーフにしたピニェーロ。後転スイープを狙うがバックを取っているロバートソン。反転して上になるピニェーロだが、ロバートソンすぐにスクランブルで上を取り返す。残り30秒。肩固めを狙うロバートソンだがケージ際で位置が悪い。マウントに切り替えた。下から足で抵抗するピニェーロ。タイムアップ。
3Rは明確にロバートソンだが10-8まではないか?
29-27、29-28×2の3-0でロバートソン勝利。1人だけ3R10-8を付けた模様。
2Rまではグラウンドに持ち込ませなかったピニェーロだが、ロバートソンが3Rテイクダウンすると圧倒。グラウンドでのコントロールする力が強い。