女子ストロー級。コバルケビッチ15位。
元タイトル挑戦者のコバルケビッチ。一時は5連敗でランキングからも外れて崖っぷちとなったが、そこから4連勝でランキングに復帰。しかし前戦はランク外で女子ストロー級最年少のヤスミン・ルシンドと対戦すると、スタンドの打撃の手数、組みでのポジショニングでルシンドが優勢なまま、攻め手がなくなり判定で完敗。連勝がストップしてしまった。女子ストロー級ではアンジェラ・ヒルに続く2番目の年長。39歳。
ゴメスはUFC3勝2敗。敗れた2戦はいずれもランカーのアンジェラ・ヒルとローマ・ルックブンミー。前戦は体重オーバーしたエドゥアルダ・モウラとの対戦で、1Rにはギロチンでニアフィニッシュまで攻め込み、2R以降は減量失敗でスタミナ切れしたモウラのタックルを切って打撃を入れる展開で判定勝ちした。ムエタイバックボーンのストライカー。24歳で、女子ストロー級ではヤスミン・ルシンドに続いて2番目の若さ。
詰めてきたコバルケビッチ。ゴメス下がる。インローを蹴ったゴメス。飛び込んでワンツー。また出てきたコバルケビッチ。しかし手は出していない。ケージまで下がったゴメスだが、前に出て蹴りを返す。ミドルを入れたコバルケビッチ。ケージを背負うと前に出るゴメス。ゴメス出てパンチをヒット。左右のフック。また出てパンチを入れるゴメス。ケージまで下がるコバルケビッチ。パンチを打ち込んで組みに行ったゴメス。左脇を差して押し込む。ダブルアンダーフック。差し返して入れ替えようとするコバルケビッチ。外掛けでテイクダウンを狙ったがこらえるゴメス。ヒザの打ち合い。残り1分。顔面にもヒザを入れるコバルケビッチ。ボディロックにしたゴメスがテイクダウンを狙うがケージでこらえるコバルケビッチ。ホーン。
1Rはあまり差がないが、ケージに押し込んだコントロールタイムの長さ、打撃のヒット数でゴメス。
2R。コバルケビッチ詰めてジャブ、ロー。ゴメス大振りのフックを見せる。コバルケビッチ前蹴り。ゴメスは飛び込んで左右のボディを打ち込む。コバルケビッチがパンチで出ると下がる。ゴメスのバックスピンキックに合わせてスタンドバックを取るコバルケビッチ。ケージで正対したゴメスがケージに押し込もうとするが、ヒザで引き剥がそうとするコバルケビッチ。ゴメスパンチからまた組み付いてケージ押し込み。入れ替えて離れたコバルケビッチ。前に出ながらパンチ連打をヒットさせたコバルケビッチ。ゴメスカーフキック。逆に左右のパンチで出たゴメス。打ち終わりにコバルケビッチも打ち返す。自ら組み付いたコバルケビッチがケージに押し込もうとするが、すぐに入れ替えるゴメス。ボディロックから投げを狙うゴメス。ケージでギリギリ凌いでいるコバルケビッチ。残り30秒。ゴメスが押し込み続けてホーン。
2Rもゴメス。UFC17戦でフィニッシュ勝利が1試合しかないコバルケビッチは厳しくなった。
3R。前に出ながら打撃を出すコバルケビッチ。ゴメスが組みに来ると引き剥がす。詰めてゴメスにケージを背負わせるとパンチ連打をヒットさせるが、また組まれてケージに押し込まれてしまう。入れ替えてもすぐにまた押し込まれる。両脇を差したゴメス。離れたコバルケビッチ。前に出てパンチを入れる。ボディから顔面にパンチをヒット。手数を増やしているコバルケビッチだが、KOが必要。詰めたところでゴメスのワンツーをもらった。ゴメス逆に出てパンチ連打を入れるが、コバルケビッチ組んでバックにつく。ハーフバック。前に落とそうとするゴメス。こらえていたが落とされたコバルケビッチ。ゴメスがぶる。残りわずかでギロチンで引き込んだがタイムアップ。
今日初の判定に。
30-27×2、29-28の3-0でゴメス勝利。
コバルケビッチ、ゴメスのケージに押し込みでポイントを失い、対応するのが遅すぎた。
ゴメスは連勝としたが、今回もかつての勢いが感じられなかった。