UFC on ESPN+106:第6試合・キルー・シング・サホタ vs. チェ・ドンフン

Road To UFCシーズン3フライ級決勝戦

サホタはイギリス生まれイギリス育ちだが、パンジャブ人ファイターとしてRoad To UFCに出場した。アマチュアのIMMAFで長くキャリアを積み、Road To UFC出場前のキャリアは9勝2敗。シク教徒で、シク教の寺院にMMAクラスがあったのがファイターとなるきっかけ。Road To UFC初戦は中国のイン・シュアイに9度もテイクダウンを奪われるもすぐにリカバリーする展開でスプリット判定勝ち。準決勝は初戦が松井斗輝の体重オーバーで不戦勝だったフィリピンのルエル・パニャレスとの対戦で、タックルを切って打撃を入れる展開で判定勝ち。どちらも相手がどれくらいのレベルかわからなかったので、サホタの実力もいまだ不透明。29歳。

韓国のドンフンは昨年GLADIATORに参戦し3RKO勝ち。今年2月にはフライ級トーナメントに出場し、一回戦で和田教良に三日月蹴りを効かせてダウンを奪いパウンド連打でKO勝ち。Road To UFC出場が決まったため、トーナメントは棄権している。初戦は昨年のRoad To UFC決勝で鶴屋と対戦したニウシュイエとの対戦で、打撃で互角の展開となりスプリット判定勝ち。2戦目はフィリピンのアルマンサに秒殺KO勝ちしたインドのアンガド・ビシュトとの対戦で、攻め込まれる場面も多かったが、2R・3Rにダウンを奪ったのが大きく、またもスプリット判定勝ちで決勝進出を決めた。25歳。

両者オーソドックス。お互いスイッチを見せる。手足が長いサホタが蹴りで牽制。ドンフンも距離を取り様子見しているが、サホタがプレッシャーを掛けてきた。ローキック。踏み込んだドンフンの右フックがヒット。詰めて首相撲を狙ったが離れた。ドンフンがフルスイングのパンチを打ち込んでいく。右フックがヒット。さらにもう一発右フック!アゴにもらって頭から崩れ落ちるサホタ!KO!

1R2分36秒、KOでドンフンがRoad to UFCシーズン3フライ級優勝。

勝ったドンフンは試合後のインタビューで「夢なのかと思った。びっくりしている。どのラウンドになるかはわからなかったが、最初からKOを狙っていた」とコメントした。

タイトルとURLをコピーしました