UFC310:第9試合・ドミニク・レイエス vs. アンソニー・スミス

ライトヘビー級。レイエス12位、スミス13位。両者ともに、JJのタイトルに挑戦したが、その後は調子を落としてている。

レイエスは無敗でUFCと契約すると、UFCでも6連勝で、無敗のまま2020年にJJの王座に挑戦。メディアの多くがレイエスが勝っていたと見る押し気味の内容での僅差判定負け。JJが王座を返上してヘビー級に転向すると、王座決定戦に出場したが、ヤン・ブラホビッチにまさかの2RKO負け。その後はプロハースカ、ライアン・スパンにもKO負けし、5年近く勝利から見放されていた。ランキングも15位まで落ちたが、今年6月にノーランカーのダスティン・ジャコビーとの対戦で1RKO勝ちして連敗をストップ。しかし、打撃で押される展開からヒザを入れての逆転勝ちで、かつての強さが戻ってきたとは言い難い内容だった。34歳。

スミスはUFC13勝10敗のベテラン。UFCデビューは11年前の2013年で、当時はStrikeforceからの契約移管であり、負けて1試合でリリースされている。ローカルで7連勝し、2016年に再契約すると、2018年に階級をライトヘビーに上げてから3連勝し、一気にJJのタイトルに挑戦。しかし特に見せ場のない試合で判定負けすると、その後は6勝6敗の五分。キャリア無敗のプロスペクト・ビトー・ペトリーノには1Rギロチンで一本勝ちしたが、前戦のロマン・ドリーゼ戦は両者消極的で、明らかに負けているスミスが攻めに行けず、会場から大ブーイングが起こる内容での判定負け。36歳。

オーソのスミスにレイエスはサウスポー。左を入れたレイエス。左ミドル。キャッチしたスミスがテイクダウンを狙う。倒したが放したところで立って離れたレイエス。打撃で出る。スミスが前に出る。右オーバーハンド。左フック。レイエスはジャブで距離を測っている。スミスのアイポークがありタイムストップ。再開。またスミスが右を打ち込んで出る。レイエスも前に出てアッパーをヒット。レイエス左ハイ。左ミドルを入れた。詰めるスミスだがレイエスの左がヒット。下がりながらの左。さらに左ミドル。スミスはパンチから組み付いたが自ら離れる。レイエスが手数を増やしてきた。ジャブの連打が顔面にヒット。スミス下がってケージを背負う。ジャブから左を入れる。打たれ流れ出るスミスだが、レイエスが下がりながらパンチを入れていく。ホーン。

1Rレイエス

2R。また出ていくスミス。シングルレッグ。意表をついた。レイエスの右足をキャッチしてテイクダウンを狙うが、レイエス片足でこらえながらヒジを入れる。スミスは足を抱えたまま打たれ続ける。効いたのかヒザをついて亀に。レイエス上から押さえ込んでヒジを入れる。なんとか寝かせようとするスミスだが、亀で動きが止まったところでヒジ・パウンドをもらう。胴にしがみついてなんとか凌ごうとするスミスだが、クラッチを切って寝かせたスミス。パウンド・ヒジを入れるレイエス。ストップがかかってもおかしくないスミス。レイエスもちょっと疲れたか。しかし相当打たれている。残り15秒でようやく止めた。

レイエス2試合連続のKO勝ち。

シングルレッグで足を抱えたまま動きが止まっていまい、殴られ続けたスミスがKO負け。

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