UFC310:第6試合・ランディ・ブラウン vs. ブライアン・バトル

ウェルター級だったが、バトルが計量で4ポンドオーバー。

ブラウンは直近8戦ではジャック・デラ・マダレナに敗れたのみで7勝1敗だが、中堅クラスや元ランカークラスとの対戦が続いており、まだランク外。今回もランキング目前のバトルとの潰し合いに。長いリーチを活かした打撃とグラップリングが武器。先月のUFC309でUFC無敗のカルロス・プラチス戦が組まれていたが、プラチスが1週間前にランカーのニール・マグニーとの試合でメインに抜擢されたため消滅している。34歳。

バトルはTUF29ミドル級トーナメントウィナー。ウェルターに落としてからは、現在UFC5勝0敗1分のリナト・ファクレトディノフに判定負けしたのみで4勝1敗1NC。こちらもランカーとの対戦が目前だが、ランク外の相手との潰し合いが続いていて、前戦は元柔道フランス代表チームのケビン・ジュセ相手に、相手の地元フランスで2RKO勝ち。UFCでの5勝のうち4勝がフィニッシュしての勝利。計量では制限時間ギリギリまで粘ることもなく、早めにギブアップし、罰金覚悟で体重差のアドバンテージを得ようという考えに見えた。30歳。

両者オーソドックス。右を打ち込んだブラウン。プレスして先手を取っていく。バトルは待ち構えている。ワンツーを入れたブラウン。バトルが出てきた。ケージまで下がったブラウンに左を一発。ブラウンも左右のパンチを返す。バトル右オーバーハンドからタックルに。切ってヒザを入れたブラウン。バトルは左ミドルを入れる。バトル出てきた。ブラウンはアッパー。間合いを詰めて四つでケージに押し込んだバトル。ブラウン払い腰で投げた。しかしグラウンドには行かず、足を蹴って立たせる。スタンドに。バトル右を入れるとまた組んでケージに押し込んだ。残り30秒。入れ替えるブラウン。ボディロックからテイクダウン。バトルの左腕を足で固定しパウンドを打ち込む。ホーン。

1Rブラウン。

2R。ジャブで詰めてきたバトル。ブラウンワンツーを返す。詰めてきたバトルに飛びヒザを放つ。首相撲に捕らえたバトルだが、ケージに押し込んだブラウン。ヒザ。ブラウンボディロックに。入れ替えたバトル。押し込みながらパンチを入れる。ブラウンは入れ替えて離れた。カーフを蹴るバトルだがブラウン右ストレートから右アッパーを入れて四つに組む。入れ替えるバトルに首相撲。ヒザを返したバトル。ブラウンが離れるとまた詰めて組んできたブラウンにヒザ。さらにパンチからヒザを入れるバトル。ケージに押し込んだ。ヒザ・ヒジを入れるバトル。ブラウン入れ替えて離れた。ブラウンがパンチ・ヒジの連打で出るが、ケージ際で入れ替えたバトル。またケージに押し込みながら殴る。ホーン。

2Rややバトルか。

3R。ブラウンパンチの連打からテンカオを入れた。関節蹴り。詰めてきたバトル。ケージ際をサークリングするブラウン。ブラウンケージに押し込むとダブルレッグに。バトルが四つからテイクダウンを狙う。こらえたブラウンが逆にテイクダウン。寝かされずに立ったバトル。接戦のままタイムアップ。

29-28ブラウン、29-28バトル、29-28バトル。スプリットでバトル勝利。

会場はブーイング。もともとのヒールキャラの上に、体重オーバーしたうえでの勝利。

タイトルとURLをコピーしました