女子ストロー級。
ノットソン(公式サイトの表記はジョセフィン・クヌットソン)はK-1でKANAと3戦して1勝2敗とキックでもトップに立っていたが、コロナを機にキックの試合がなくなり、MMAに転向。Road to UFCのワンマッチを経てDWCSに出場。勝ったにも関わらずUFCとの契約を果たせなかったが、のちに欠場選手の代役としてUFCデビューを決めている。初戦は打撃で圧倒して判定勝ちしたが、前戦のジュリア・ポラストリ戦はテイクダウンされると下から返すことができないという弱点を露呈。打撃のヒットで判定勝ちしたが、上を狙うのであれば、まだまだ成長が必要なことも明らかになっている。28歳。
ベネズエラのロドリゲスもムエタイのバックボーンがある。UFCデビューから2連勝していたが、元フライ級ランカーのジリアン・ロバートソンにテイクダウンされて下の展開が続き、最後は腕十字で見込み一本を取られMMA初黒星。再起を図った前戦では、ダウン気味に倒れた相手に対し、ガードの中で相手のアゴに頭突きを入れてしまい、戦闘不能にしてしまい反則負け。ほぼ勝っている試合で、二重の意味で愚かな行動だった。32歳。
右オーバーハンドを打ち込んだロドリゲス。一瞬動きが止まったノットソンをテイクダウン。押さえ込まずパウンドを打ち込む。ノットソンすぐ立った。ケージに押し込むロドリゲスだが入れ替えるノットソン。また入れ変えたロドリゲス。ノットソンは首相撲を狙う。レベルチェンジしてダブルレッグでテイクダウンしたロドリゲス。ケージを背に体を起こして立ったノットソン。離れ際にヒザを入れた。ロドリゲスパンチで突っ込むと胴タックルでテイクダウン。倒されたノットソンだがラバーガードからフットチョークを仕掛ける。ズレていて決まらないが、入らないと見るとすぐに立つノットソン。近距離での打撃戦。ロドリゲス首相撲のヒザからタックルにつなげてテイクダウン。ハーフ。下からヒジで抵抗するノットソン。ロドリゲス立ち上がるが、飛び込んで足をサバいてサイドについた。残り30秒。ニーオンから強烈なヒジを落とすロドリゲス。立った。ホーン。
1Rロドリゲス。打撃からテイクダウンへのつなぎが良かった。
2R。序盤から積極的に打撃で打ち合う両者。ロドリゲス首相撲からヒザを打ち込むと、打ち終わりにタックルに入りテイクダウン。すぐにケージを使って立つノットソン。入れ替えて離れた。四つに組んだロドリゲスだが、離れ際に左ミドルを入れるノットソン。ロドリゲスまた組んでのヒザからタックルに入りテイクダウン。倒され際に三角を狙ったノットソンだが、密着して防いだロドリゲス。インサイドからヒジを入れるロドリゲス。ハーフから足を抜いてマウント。しかしノットソンシザースで返して立ち上がる。ロドリゲスシングルレッグ。ケージでこらえるノットソン。残り1分。ロドリゲスヒジ。さらに首相撲からヒザ。そこからタックルへつなげる。シングルレッグで倒したが、後ろ袈裟固めの体勢でノットソンがバックからたすきに取る。ホーン。
2Rもロドリゲス。ノットソンはフィニッシュを狙う必要がある。
3R。前蹴りを腹に入れたノットソン。ロドリゲスタックルへ。テイクダウン。倒され際にギロチンに捕らえているが浅いか。ハーフでボディシザースも浅い。外れた。ロドリゲスヒジ。ハーフで押さえ込みながら殴る。ノットソン押さえ込まれたまま動けず。クォーターマウントになりパウンドを入れるロドリゲス。ノットソン体を起こして立とうとするが背中を付けて押さえ込むロドリゲス。ノットソン苦し紛れに下から殴ることしかできない。ロドリゲスパウンド。タイムアップ。
三者フルマークでロドリゲス勝利。
ロドリゲス、今回は気持ちの強さが良い方向に出た。首相撲からテイクダウンにつなげる動きが良かった。
ノットソンはMMA初黒星。テイクダウンされた後の下からの仕掛けは意外と良かったが、やはりテイクダウンディフェンスに課題がある。