UFC on ESPN+101:第3試合・マゴメド・ガジヤスロフ vs. ブルーノ・ロペス

ライトヘビー級。

ガジヤスロフはダゲスタン出身で現在はバーレーン国籍。バーレーン王朝のKHK MMAチームでトレーニングしている。キャリア9戦全勝。バックボーンはキックで、その後コンバットサンボを学んだ。昨年6月のUFCデビュー戦はジャン・ミンヤンに1RKO負けしたブレンドソン・ヒベイロと対戦し、1Rにカーフキックを聞かされるピンチに陥るが、2R以降はグラウンドで上を取ると、ヒベイロが下からリカバリーできないのに助けられての判定勝ち。初戦の内容を見る限り、今後の期待があまりできない。実力が出せなかっただけなのか。31歳。

ブラジルのロペスは2023年のDWCSでブレンドソン・ヒベイロに1RKO負けしており、それがキャリア唯一の敗戦。その後LFAライトヘビー級王座を獲得し、昨年8月に再びDWCSに挑戦。1Rにパンチでダウンを奪われたが、凌ぐと2Rにヒザを腹に打ち込んで効かせ、パンチのラッシュで逆転KO勝ちしてUFCとの契約を決めた。2015年にジャングルファイトウェルター級の王座を獲得するが、その後6年のブランクがあり、2021年に復帰した際には2階級上げてライトヘビー級になっていた。31歳。

両者オーソドックス。カーフを蹴るガジヤスロフ。間合いが遠くロペスの打撃が届かない。またカーフを蹴られて足が流れるロペス。タックルに入るロペス。右脇を差してケージに押し込む。押し込みながらヒジを入れるロペス。押し返して引き剥がしたガジヤスロフ。またカーフ。ロペスまgたタックル。ダブルレッグでクラッチしたが、ケージでこらえたガジヤスロフ。ロペスボディロックからテイクダウン狙い。残り10秒でダブルレッグからテイクダウンしたロペスだが、ガジヤスロフがすぐに立ち上がる。ホーン。

1Rは打撃の手数でガジヤスロフか?ロペスは最後のテイクダウン以外は組んで押し込むのみだった。

2R。ガジヤスロフの蹴りをキャッチしたロペスだが引き剥がされる。ガジヤスロフバックスピンキック、前蹴り。ロペスがまた組んでケージに押し込んだ。ガジヤスロフ首相撲からヒジ。ロペスがバックヒジを見せたが、背中を向けたところでバックを取られる。しかしすぐ反転してまた押し込むロペス。離れたがまたタックルから押し込むロペス。押し込みながら殴る。シングルレッグでテイクダウン。ガードを取るガジヤスロフにパウンド。ガジヤスロフ足で距離を作り立った。しかし放さずまた押し込んだロペスがテイクダウンを狙う。投げを狙ったガジヤスロフだがロペスこらえる。離れたガジヤスロフ。ワンツーを入れるガジヤスロフだが、すぐ組まれてまたケージに押し込まれる。入れ替えて離れたガジヤスロフ。またカーフを入れるが、ロペスクリンチアッパー。ガジヤスロフが逆にテイクダウンを狙う。ヒジで抵抗するロペス。また押し込んだロペス。ヒジ。離れた。両者疲れが見える。ロペスタックルへ。ケージ際でこらえるロペス。残りわずかで離れたロペスにハイ。ホーン。

2Rはロペス。ガジヤスロフ、スタンドで脇が甘く、脇を差されてケージに押し込まれる展開が多い。

3R。遠間から打撃を入れるガジヤスロフ。疲れで体が流れている。簡単に組まれたガジヤスロフ。スタンドバックからテイクダウンを狙ったロペスだが、ガジヤスロフこらえて離れた。左ハイ。プレスされケージを背負うガジヤスロフ。バックヒジをかわされてまたスタンドバックを取られるが、正対したガジヤスロフ。押し込むロペスだが入れ替えて離れるガジヤスロフ。ロペスまたタックル。一瞬倒したが背中を向けて立ったガジヤスロフ。スタンドバック。正対した。押し込みながら殴るロペス。ダブルレッグに。テイクダウン。すぐ背中を向けて立つと、クラッチを切って離れたガジヤスロフ。ロペスまたタックル。簡単に倒されたガジヤスロフだが、背中を向けてすぐに立つ。しかしバッククリンチからヒザを頭部に入れるロペス。正対するガジヤスロフだが押し込まれている。ヒジ、ヒザ。残りわずかでまたテイクダウンしたロペス。タイムアップ。

三者29-28でロペス勝利。

ブレンドソン・ヒベイロに敗れているロペスだが、ヒベイロに勝ったガジヤスロフに勝利。何度もテイクダウンを奪っていたが、テイクダウンがそこまで強いかどうかは、この試合のみでは判断がつかず。

ガジヤスロフ初黒星。初戦のあまり期待できない内容から印象を変えられず。スタンドで簡単に脇を差されてしまう。テイクダウンされてもすぐに立つ動きはあったが、終盤は疲れもあって簡単に倒されるようになっていた。

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