ミドル級。
カーティスは重い打撃で殴り倒すスタイルで、UFCデビューから代役で格上の相手と対戦が続いて3連勝し、ランキングにも入っていたが、その後はランカー相手には勝てず。昨年4月の前戦は、やはり代役でランキング6位のブレンダン・アレンと対戦。かつてカーティスがKO勝ちした相手との再戦だったが、パンチを効かせる場面があったものの、6度テイクダウンを奪われて封じ込められての判定負け。ランク外に落ちている。37歳。
コプィロフはコンバットサンボのバックボーンがあるものの、MMAではボクシングを武器に戦い、13勝のうち11のKO勝ちがある一方、テイクダウンされグラウンドに持ち込まれるのが負けパターン。前戦は、次の試合に出場する元キック世界王者のセザル・アウメイダで、コプィロフ以上にテイクダウン後のリカバリーに難があるアウメイダをタックルでグラウンドに持ち込む展開での判定勝ち。UFC戦績を5勝3敗とした。32歳。
両者サウスポー。ガードを固めて詰めるカーティス。ジャブからカーフキック。コプィロフもジャブを出すがブロックの上。しかしコプィロフのジャブでちょっとぐらついたカーティス。ローから左を出したところでカーティスも左をヒットさせる。お互いジャブを打ち込んでいく。コプィロフシングルレッグから右を入れる。離れた。またタックルを見せるコプィロフだが切るカーティス。ジャブで出るカーティスだがコプィロフもパンチを返す。ジャブ。カーティス出てきた。残り1分。コプィロフ右ハイ。アッパー。手数はほぼ五分。打撃戦のままホーン。
1Rは割れそうなラウンド。
2R。両者近い間合いで足を止めて打ち合い。カーティスのジャブがヒット。コプィロフもガードの上からパンチを3連打。カーティスは前に出くる圧を強める。コプィロフ顔面をカットし後退。下がりながらヒジを出した。カーティスアッパー。コプィロフがボディを返したが低くローブローに。再開。ジャブの刺し合い。今度はコプィロフのアイポークがありタイムストップ。再開。ワンツーを入れたコプィロフ。残り1分。また出てきたカーティス。コプィロフ下がりながらパンチを入れるが、カーティスなおも出ていく。右ボディ。ジャブ。コプィロフのパンチはブロッキング。しかし終盤コプィロフのワンツーでまたちょっとぐらつく。ホーン。
このラウンドも微妙。
3R。ジャブを突くコプィロフにカーティス右フック。コプィロフクリンチからアッパー。右ボディから左を入れるコプィロフ。両者有効打が100発を超えた。パンチからロー。さらにパンチを入れるとカーティスぐらついた。しかしなおも出るカーティス。またローを入れたコプィロフ。詰めてくるカーティスに距離を取りつつパンチ・ロー。タックルのフェイントも見せる。コプィロフタックル。テイクダウン!体を起こさずに殴る。背中を向けたカーティス。立った。すぐにタックルに入るがこらえるカーティス。離れる。両者消耗している。コプィロフまたタックル。こらえるカーティスにパンチを入れるとまたタックルに。ヒザを入れて離れたコプィロフ。左ハイ!カーティスぐらついてダウン!残り1秒だったがレフェリーストップ!
最後の左ハイはブロックしていたが、蓄積したダメージか。カーティスはストップに納得行かずエキサイトしている。確かに、まだ時間があるなら止めるべきだったが、もう追撃する時間もなかったので、止めなくても危険はなかったかもしれない。
#UFCVegas101 Official Scorecard: Chris Curtis vs Roman Kopylov
— UFC News (@UFCNews) 2025年1月12日
Complete Scorecards ➡️ https://t.co/oik3kTqPJG pic.twitter.com/z2D2b4lNal
1Rコプィロフ、2Rカーティスで、3Rはあのダウンでコプィロフだっただろうから、止めなくても勝敗には影響なかったか。