【UFC ESPN16】よりアグレッシブ&よりウェルラウンド化、ホルムがアルダナを完全ドミネイト

<女子バンタム級/5分5R>
ホーリー・ホルム(米国)
Def.3-0:50-44.50-45.50-44
アイリーン・アルダナ(メキシコ)

アルダナのローに対し、サイドキックを見せるホルム。左に回るホルムが左ストレートを当てる。ショートでパンチを見せ、サイドキックで距離を創るホルムが真っすぐ入って連打を繰り出す。この動きからローに繋げるホルムに対し、アルダナが自ら前に出るもホルムが左を当てて、パンチを纏める。アルダナも右を打ち返すがホルムは離れて左ハイ、前に出てくるところに左のカウンターと合わせようとする。左に続き右アッパー、サイドキックから組みついてボディロックテイクダウンを仕掛けたホルムだが、アルダナがウィザーで耐える。それでも左腕を差しあげて、テイクダウンを決めたホルムが初回をリードした。

2R、左フックから右ローを蹴ったアルダナに対し、続く踏み込みに右クロスを打ち込んだホルムが左から右のワンツー、右サイドキックを繰り出す。さらに左フックをヒットさせるなど、試合をリードするホルムは中に入ってのパンチがこれまでより多い。対してアルダナは、手数が少ない。アルダナは左フックを狙ったところで組まれ、ヒザを見せて離れる。直後に食らいついてボディロックテイクダウンを決めたホルムがハーフで抑えパスに成功する。アルダナは足を戻してフルガードへ。

スクランブルではなくガードワークを選択したアルダナが足をきかせると、ホルムが立ち上がる。アルダナも続き試合はスタンドに戻り、左に回るホルムが左を当ててワンツー、前に出てくるアルダナをサイドキックで蹴り放す。さらにスピニングバックキックをボディに入れたホルムがこの回も取った。

3R、先手を取りたいアルダナにサイドキックを入れ、前に出てくるところに左のカウンターを伸ばすホルムが、左ハイへ。左に回りながら左ストレートを入れ、ボディロックには腰に乗せて投げようとしたアルダナを組み伏せたホルムがパンチを入れてパスからキムラを狙う。

左腕を差して立ち上がろうとしたアルダナを潰してマウントを取ったホルムがパンチを纏め、エルボーから左右のパンチを落とす。さら肩パンチを入れ、アルダナのブリッジにサイドに戻り鉄槌を打っていく。スタンドに戻り、追ってきたアルダナに組みついたホルムが間合を取り直し、左ストレートをヒット。テイクダウンを織り交ぜることで、打撃の精度を上げるホルムがボディにサイドキックを入れる。さらに左オーバーハンドからショートの連打を繰り出したホルムが、サイドキックを決めて支配を続けた。

4R、サイドキックをここでも見せたホルムがワンツーを打ち込む。アルダナは右を逃すが、距離が合っていない。つまりタイミングを掴めていないアルダナは追いかけてはパンチを纏められる。それでも左ミドルに右を合わせようとしたが、パンチは軽く直後にサイドキックを腹に受ける。ローにはローを返したアルダナはボディロックから小外掛けを許して、ここも背中をマットにつかされる。

ホルムは寝技に拘らず立ち上がって、アルダナがスタンドに戻る際に連打を見せる。サークリングから一転、左ストレート、ワンツーフックと付け入る隙を与えないホルムはラウンド終了時に、追いかけてくるスピードが上がったアルダナのパンチを受けそうになるが、有効打はなく最終回を迎えることに。

5R、ホルムは右ジャブとサークリングでアルダナの接近を許さず、左ストレートをヒットさせる。ジャブを当てられ、追いかけてのパンチも届かないアルダナは、左ミドルを被弾。左回りを続け右サイドキックを顔面に届かせ、左ストレート、ボディへのサイドキックとホルムはペースを乱さずに戦う。ダブルレッグのフェイクから左を当て、残り70秒でボディロックからテイクダウンを決めたホルムが盤石の終盤へ。スタンドに戻り、アルダナが立ち上がろうとしたときに思いきり左ミドルを蹴り上げ、パンチ、KO狙いの蹴り、組んでもエルボーを打ち込み、フックの連打でまとめたホルムが、よりアグレッシブ、よりウェルラウンダーだということを見せつけフルマークの判定勝ちを決めた。

圧勝したホルム、元世界王者の「私はまだ新人」という言葉が印象に残った。


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