【ONE113 Inside the Matrix02】ウェルター級王座アバソフに挑戦、ジェイムス・ナカシマ「僕がベスト!!」

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【写真】インタビューでも口数は本当に少ない。一つの設問に対して、沈黙が続いたなかでそれぞれの返答が聞かれた (C)MMAPLANET

11月6日(金・現地時間)に中継されるONE113「Inside the Matrix II」のメインで、ジェイムス・ナカシマがキャムラン・アバソフの持つONE世界ウェルター級王座に挑む。

MATRIX01で元LFA暫定フェザー級王者タン・リーが、マーチン・ウェンを破りONE世界フェザー級チャンピオンに輝いた。ナカシマは北米#01フィーダーショーで暫定でなく、正規のウェルター級チャンピオンだった。

実力的にUFCやBellatorで戦っておかしくないチャレンジャーが、キルギス国籍のロシア人王者に挑む。北米フィーダーショーはONEにとって開けてはならないパンドラの箱だったのか……がハッキリと分かるウェルター級世界選手権試合。そのファイトウィークにナカシマにインタビューを敢行した。


──ジェイムス、Covid19のパンデミックが起こって終息が見えないなかONEも活動再開。4試合目がタイトルショットとなりました。

「僕は家族が問題なくきている。全てが閉ざされた時があったけど、トレーニングも続けてきたし、しっかりと調整できているよ。

フェニックスでは5月の途中までロックダウンが続き、ジムも閉鎖されていた。でも、僕には自分のマットがあるし、ガレージにマットを敷いて何人かの仲間と、1日に2回のトレーニングを続けてきたんだ。ジムがオープンしても……確か6月だったかな、またフェニックスはロックダウン政策が取られた」

──2度もロックダウンがあったのですね。

「そうなんだ。でも、同じように家で練習はしていたよ」

──今回のウィルスについては春ごろには、また分からないことが多かったです。そして米国は感染者の数も死者の数も世界一ですが、「新型コロナウィルスはインフルエンザと同じだ」という意見もありました。練習を続けていた時、感染の恐怖はなかったですか。

「……。う~ん、君のいうようにこのウィルスについては分からないことが多い。ただし、精神的に健康であることも重要だと僕は考えてきた。未知のウィルスに気を病むよりも、自分の体調が良いならやるべきことをやろうと思ってきたんだ。予防対策はしていたから、パンデミック以降に僕も家族も風邪をひいたこともなくて。

ただし、僕の母は乳がんになり完治した身だから、彼女のことは凄く気にかかっていた。とにかくスマートにすることが一番、マスクと眼鏡をしてソーシャル・ディスタンスを取る。僕は人よりしっかりと予防をしてきたと思う。

フェニックスは今ではマスクを着用したうえで、ジムもオープンしているからね。だからタイトル戦を戦ううえで問題はなかったよ」

──アリゾナでは柔術やMMAのトレーニングが認められているのですか。

「イエス。オファーがあったのは9週間前で、それ以前もジムで練習できていたし。試合が決まってからはランニングやストレングス&フィジカルトレーニングを増やしてきた感じだよ」

──ではキャムラン・アバソフの印象を教えてください。

「グッドファイターだ。タフだし。でも、どの局面でも僕の方が優れている」

──岡見勇信選手に勝った試合では打撃で。タイトルを取った試合ではレスリングで勝利しています。

「爆発力がある、打撃でもレスリングでも。それでもあまり気にしていないんだ。僕はしっかりと自分の技術を使って5分でも、7分でも、15分でも25分でも戦える。特にエネルギーを使い過ぎないようとかペース配分することなく、自分に必要な動きをして戦い続けることができるんだ。

アバソフにはKOパワーがあって、テイクダウンが強くても、それは一瞬の爆発力があるからで。しっかりと距離を考えて戦うと、特に怖いものじゃない」

──北米ではミドル級のリミットのONEウェルター級としても、アバソフは大きいです。

「凄い筋肉をしているよね。う~ん、でも彼より大きなファイターと練習しているし、サイズは大した問題じゃないよ」

──個体として強さのあるロシア系の選手は、北米のファイターほどゲームプランを重要視していないように見受けられます。

「少しぐらいは作戦もあるだろうけど、確かにアバソフもそんな感じだと思う。そういう選手は多いよ。僕としては自信過剰にならず、しっかりと戦うことだよ」

──この試合は残念なことに、ONEのメガイベント復活4大タイトル枠から外れた世界戦となりました。

「う~ん、そこは余り気にしていない。ただ、自分の力を証明することだよ。次はそういうところに並ぶために。僕がや世界最高のウェルター級ファイターであることを証明する。

UFCのカマル・ウスマン、Bellatorのドゥグラス・リマ、ONEチャンピオンシップだろうが、PFLだろうが関係ない。これからピークを迎える僕こそがベストなんだ、それを今回のタイトル戦で見せるよ」

■視聴方法(予定)
11月6日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE App
毎週木曜、26時05分~テレビ東京「格闘王誕生! ONE Championship」

■ONE113 Inside the Matrix2対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] キャムラン・アバソフ(キルギス)
[挑戦者]ジェイムス・ナカシマ(米国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ピーター・バウシュト(オランダ)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・キュソン(韓国)
若松佑弥(日本)

<ムエタイ59キロ契約/3分3R>
ロッキー・オグデン(豪州)
ヨゼフ・ラシリ(イタリア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
ラモン・ゴンザレス(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
プリシーラ・ガオール(インドネシア)
モン・ボー(中国)

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