レスリングがバックボーンのロペスは、今年6月にレイ・ボーグの代役としてUFCデビューしたが、相手がエンドレステイクダウンマシーン・デヴァリシビリで、タックル→テイクダウンの無限地獄に飲み込まれ何もさせてもらえない内容での判定負け。直前の試合決定にしては、相手が厳しすぎた。
本来はフェリペ・コラレスと対戦予定だったが、試合1週間前に新型コロナウイルス陽性となり欠場。急遽、過去にUFCをリリースされていたアンソニー・バーチャックが急遽UFCと再契約して出場することに。バーチャックはUFCでは前座で2勝2敗だったが、珍しく最後勝っていたにも関わらずリリース。その後、RIZINでフェザー級に上げて川尻と対戦し判定負け。本来のバンタム級で大塚・ムン・ジェフンと対戦し、いずれも接戦でスプリット判定負けし3連敗。フィーダーショーのCombateやLFAで2試合連続1Rフィニッシュ勝利している。レスリングが武器だが、RIZINでは2試合続けて後半スタミナ切れしている。
バーチャックの右がヒットするが、飛び込んだところにロペスの左をもらいバランスを崩す。さらに間合いを詰めてオーバーハンドの右を打ち込むロペス。ぐらついたバーチャック。ロペスケージに詰めてパンチのラッシュからタックルへ。テイクダウン。背中を向けたバーチャックの背中に乗りバックマウントを狙うが、バーチャック振りほどいて離れる。ロペスが飛び込んでパンチからタックルへ。ダブルレッグでテイクダウン。倒されたバーチャックが背中を向けるとバックマウント。チョーク。バーチャックが正対するとロペスはマウントからパウンド連打。また背中を向けたバーチャック。ロペス、パウンド連打からチョーク。がっちり入りタップアウト。
緊急のUFC再登場となったバーチャックだが完敗。