【写真】ONEウォリアーで本戦級の海外勢と対峙した経験が、どのように生きるか (C)MMAPLANET
20日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAでTTFC初の大阪大会が開催される。
BLOWSの中蔵隆志氏と長南亮氏、東西の顔が怖いMMA界のリーダーが手を結び、西の揺り起こしを始めた。全8試合、上位3カードはシューター同士の対戦ということもあり、長南氏がプロモーターライセンスを取得し、修斗公式戦として行われる。
そんなTTFC産プロ修斗公式戦でONE Warriorと契約中の長田拓也が出場し、飯田健夫と対戦する。ウォリアーシリーズから修斗へカムバック、関西内部の戦いでも白黒をつけたい長田に、飯田戦前日に話を訊いた。
──明日、TTFCで飯田選手と戦います。今の調子はいかがですか。
「メンタルもフィジカルも今までで一番好調です」
──TTFCながら1年11カ月振りのプロ修斗公式戦です。また修斗の試合を戦うことで何か思うところはありますか。
「飯田選手からすると、僕のランキングを奪うという意志が強いと思うので、自分のランキングを守るというプレッシャーは強いです」
──昨年はONE Warrior Seriesと契約し、6月と10月に2試合を行いました。パンデミックが起りONEウォリアーはイベント再開の目途がついていない状態です。そこでTTFCにおける修斗の試合に出ます。
「これも何かの縁なのかとと思っています。ウォリアーシリーズを目指していたのですが、ここで修斗の試合を戦える事は修斗で上に上がれるチャンスを手にできたと思っています」
──ONEウォリアーからONEにステップアップを狙っていたかと思いますが、修斗でもまた上を目指すということでしょうか。
「そうですね。ONEウォリアーと契約したのは、中藏先生からオファーがあったという電話を貰って……。チャンスがあればどこでも飛びつきたいというのが僕の考え方なので。
それにONEウォリアーとの契約は、他のどこの団体で戦っても良いということだったんです。ウォリアーシリーズがないので、試合があればいつ何時でも戦います」
──修斗、Road to ONE、TTFCというところが選択できる大会だったかと思います。特にこだわりはなかったですか。
「そうですね……でも修斗には愛着があります。だからウォリアーシリーズがないようなら、また修斗でも戦いたいと思っています」
──修斗ライト級戦線は前世界王者がベルトを返上してパンクラスへ。現王者はRIZINで戦いました。
「えっと……TTFCのあとに修斗の大会があって、環太平洋王座決定戦があるんですよ。そこを狙いに行けたらと思っています」
──環太平洋王座がターゲットですか。
「関西勢から新チャンピオンが生まれるんです。関西人としては同じ関西に強い人がいるなら、やっぱり頑張って勝ちたいです。
特に田中有選手には負けているんで……。あの時は僕がランカーで無名の田中選手に挑戦されて負けたので、今度は逆に……田中選手がチャンピオンになれば挑戦したいです」
──そのためには飯田選手に勝利することはマストですね。飯田選手の印象を教えてください。
「フィジカルがあって、気持ちもある……僕から見たら堅実な真面目な選手やと思います」
──長田選手がやるべきことは?
「飯田選手には申し訳ないですけど、全局面で上回って圧倒したいと思います」
──ウォリアーシリーズでキーラン・ジョプリン、オトゴンバートル・ネルグイという海外勢と戦った経験は、今後に生きるでしょうか。
「海外の選手は勝負勘が強いというか、ここというところの決めどころは真似すべきだなって。そういうのは何個もありました。格闘技に対する考え方、戦い方が変わりました。日本人の選手は勝負どころでもじっくり見ていく感じですけど、向こうの選手はここっていうところになると一気に来るので。
そこが海外の選手の良いところだと思ったので、そういうトレーニングを僕も取り入れてやっています。あの経験は日本人相手では、あまりないコトだと思います」
──その圧力を知ると、日本人選手と戦う時に有利になると考えますか。
「う~ん、また別の強さはあるので油断はしないです。でも、あの圧力を経験していたら、あの圧力以上のモノはないのかとは思っています。
ただ前の試合から結構空いてしまったので、デビュー戦の時みたいに緊張しています(笑)。とにかく、ここでしっかりと勝って修斗のタイトル戦線に喰いこめていければと思っています」
■TTFC09対戦カード
<ライト級/5分3R>
山本健斗デリカット(日本)
工藤諒司(日本)
<ウェルター級/5分3R>
長田拓也(日本)
飯田建夫(日本)
<バンタム級/5分3R>
服部賢大(日本)
後藤丈治(日本)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分2R+Ex>
名田英平(日本)
高橋孝徳(日本)
<フライ級(※61.2キロ)/5分2R+Ex>
西村大地(日本)
上田直毅(日本)
<ウェルター級(※83.9キロ)/5分2R+Ex>
加藤正徳(日本)
岩﨑大河(日本)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分2R+Ex>
中川皓貴(日本)
狩野優(日本)
<バンタム級(※65.8キロ)/5分2R+Ex>
宇都宮伍(日本)
大谷啓元(日本)
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