RIZIN.27で祖根に秒殺KO勝ちした獅庵。正直その実績だけでの出場は無理があるレベルで、今大会唯一の勝率5割以下の選手。
大塚は前回のRIZINバンタム級GPではベスト4だったが、そこから呼ばれず。再度DEEPで王座を奪うモチベーションもなく、組まれた外国人選手との対戦でも敗戦し、再起をかけて修斗に参戦。先週、参戦2戦目にして王者岡田のタイトルに挑戦したが完敗した。
昨年9月滝澤にスプリット判定負けして以来の試合となる金太郎。相手の伊藤は獅庵に勝ってGRAHANのタイトルを獲得した選手で、その実績+タイトルホルダー・若さ(24歳)でノミネート。が、ここまで戦ってきた相手のレベルはそこまで高くない。
井上直樹には一本負けしたが実力者であることは間違いない元谷。
修斗・パンクラス・DEEPから唯一の現役王者としての出場となる岡田は、UFC出場を悲願としていたが、UFCとの契約の道筋が見えないことで、大塚相手に防衛を果たした後、現役生活はあと1年と宣言している。最後に生涯最大の大舞台に挑むことになったが、厳しい相手になった。
先日のRIZIN.27で田丸にアップセット勝利し、試合後にGP出場アピールしたのが実った渡部だが、やはりこのランクでは一枚劣る。
前王者で優勝候補の朝倉にとっては、負傷明けでの再起戦に丁度いい相手か。
瀧澤謙太(フリー)
今成正和(Team ROKEN)
扇久保・佐々木に完敗しRIZIN1勝2敗の瀧澤。正直優勝は厳しいレベル。ファイトスタイル的に噛み合う相手なら盛り上げられるが、今成相手では噛み合わない。
今成は最年長の45歳。直近では根津に敗れているし、攻めももうバレているが、今回の対戦相手では数少ない通用するタイプの相手になったことでワンチャンスはある。
年末のRIZINに出場し中原太陽を下した倉本。レスリングエリートだが、岡田には完敗しており、まだ総合的には穴がある。
ボンサイ枠での出場のヤマニハはサトシやコイケと比べるのは無理があるものの、初戦は手が合う相手になったか。今回の出場者では金太郎にはKO負けしている。
RIZIN初参戦となる寒天。両者は7年前にVTJで行われたフライ級トーナメントの一回戦で対戦しており、2-0の判定で扇久保が勝利している。また、寒天は昨年10月にヤマニハと対戦し、スプリット判定負けしている。
一回戦屈指の好カード。井上直樹が元谷に続いて石渡もフィニッシュするようだと、一気に優勝候補に躍り出てくる。
試合は5月23日の東京ドーム大会、翌週の丸善インテックアリーナ大阪大会に4試合ずつ行われるとのこと。準決勝ではまた組み合わせし直すことになる。