22日(金・現地時間)、フロリダ州マイアミのフォー・アンバサダーズ・ビルディングにてグラップリングイベントFight 2 Win(F2W)161が行われた。
同大会レポート第5回は軽量級トップの1人ガブリエル・ソウザとシセロ・コスタの黒帯ディエゴ・オリヴェイラの3度のマッチアップ=決着戦の模様をお届けしたい。
Text by Isamu Horiuchi
<道着/7分1R>
ディエゴ・オリヴェイラ(ブラジル)
Def. by 判定2-1
ガブリエル・ソウザ(ブラジル)
軽量級の未来を担う若手対決は、両者ともに黒い道着でほぼ同体型、さらに二人とも横を刈り上げた髪型。先週のグレイシーマルケスに続いて判別困難な2人によるギマッチだ。
試合開始後座ってダブルガード状態になった両者。上を選択したオリヴェイラに対し、ソウザは素早く動いてインヴァーテッドを作る。その足を振り払い、瞬時に胸を合わせたオリヴェイラ。が、即座に動いて隙間を作ったソウザはディープハーフに入ると、あっという間に回転の方向を変えてワキを差し、立ち上がって上に。
同じような外見の黒装束の両者が、ともにすさまじいスピードで目まぐるしく動き回る。まるでアクション映画で忍者同士が戦っているかのような序盤戦だ。
下になりながらもオリヴェイラは逆クローズドガードに。が、すかさず立ち上がったソウザは、勢いよく座り込んでスラミング。オリヴェリラがガードを解いて足を絡めてゆくと、ソウザは自分から寝るようにして下になった。
その後も、お互いのスイープで上下が入れ替わる展開が続く。点数制の試合ではないこともあり、どちらもあまり上をキープすることに拘らない様子だ。
残り1分少々となったところで、ソウザの左足を下からすくって崩したオリヴェイラ。ソウザが上に戻ろうしたところで、すかさず引き込んでハイガードからオモプラッタへ。そのまま上を奪ってみせた。
ソウザは下になりながら50/50で足を絡ませると、オリヴェイラのラペルを引き出して絡めて崩す。下になったオリヴェイラは足関節狙いにいくが、やがてクローズドガードに。最後に三角狙いを見せるが、ソウザが無難に防いだところで試合終了した。
一進一退の目まぐるしい攻防の判定は、2-1でオリヴェイラに。お互い相手のスイープにあまり抵抗せず、自ら背中を付けるように上を譲りがちだったこの試合。それだけに、終盤にオリヴェイラがオモプラッタで綺麗に上を取った場面が強い印象を残した。
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