【写真】フライ級転向初戦で、1年4月ぶりの勝ち名乗りを受けることができたのか── (C)KEISUKE TAKAZAWA
29日(金・現地時間)に中継されるONE116 02「Unbreakable02」。同中継枠でのセミファイナルでイヴァニウド・デルフィーノと対戦する竹中大地インタビュー後編。
世界中の選手と同じように、コロナ禍の影響を受ける日々のいなかで、竹中は自分がやるべきことを続けてきた。その日々の積み重ねの成果をデルフィーノ戦で見せることはできるか。
<竹中大地インタビューPart.01はコチラから>
──竹中大地上久保周哉は個人的に凄く見たかったです(笑)。
「だって修斗のケージもRoad to ONEのケージも国内サイズだったじゃないですか。あんなん、もう永久寝技地獄やんって思いました(笑)。ただ、やるって返事をした時は覚悟を決めていたんですけどね」
──それも竹中選手、修斗出身の選手らしいです。ノーと言えない(笑)。結果的にONEの国際規模の大会が10月30日に再開され、デルフィーノ戦のオファーがあったのはどれぐらい経ってからですか。
「いつぐらいですかね……試合のちょうど1カ月前ぐらいでした」
──4月の試合が飛んだのだから、早くオファーがないとヤキモキしなかったですか。
「いや、そこは何も思っていなかったです(笑)。自分のやることを普通にやっておこうという感じで練習をしてきました」
──その練習環境というのは?
「パラエストラ大阪、パラエストラ東大阪の選手練習とパラエストラ和泉の一般会員さんとの練習。いつも通り、これまで通りですね」
──もう一般会員さんも練習していますしね。
「そうですね、練習できない期間もあったし、コロナのことも分かってきたので、感染予防をしながらやっていますね」
──ところで対戦相手のデルフィーノに関しては、どのような印象を持っていますか。
「和田選手と戦った時のままの選手なのか、もっと他に何か持っているのか。そこがちょっと不気味な感じです。あの試合では調子が悪かったのかもしれないですし、8連勝していた選手なんで。
でも自分の良いところを全部ぶつけて倒さなアカンかと思っています。倒したいですね。ボクシングジムでパンチを磨いていて来たので、そこを出したいです。
ただ練習したからって上手いこと試合で出るかっていったらそうではないんですけど……パンチと蹴りで削って最後ばバックチョークとかで極めたいというのはあります」
──転向初戦ですし、しっかりとインパクトを残したいですね。
「印象の残る試合ができれば良いのですが、とりあえず最低限勝つこと──ですね。自分のなかでは」
──直接対決ではなく、出世争いという部分で若松佑弥選手、和田竜光選手という日本勢もライバルになってきます。
「やっぱり比較されますからね。強い日本人選手が2人いる階級なので。でも……それはバンタム級の時も同じだったので。佐藤将光選手がいて、上久保選手がいた。僕がフライ級に落としたのは、自分が勝てる確率が1パーセントでも上がるのであれば──ということだったので。やはり他の選手云々ではなく、自分がいかに戦っていくのかだと思います。
上を見ていくために……フライ級の方が自分のパフォーマンスは良くなると思って下げたので」
──最後の体重調整など、階級を下げたことで変わりはありましたか。
「まぁONEのバンタム級だと全然余裕があるというか、普段から食べて大きくしていたので。フライ級だと普通に少し節制して、練習していると問題なく体重も落ちています」
──ではバンタム級で戦うために体を大きくしていた時と比べ、練習での動きで変化を感じましたか。
「今の方が切れがあり、動きは良くなっています。スピードもありますし。練習をしていて組んだ時の質量も、『落ちていない』と皆には言われています。それは本当のところは、どうだか僕には分からないのですが……(苦笑)。それと疲れが抜けやすくなっているのは確かです」
──ではシャープになった動き、期待しています。
「バンタム級からフライに落としてきたけど、竹中大地は期待できると思ってもらえるような試合をしたいです」
──このまま2日間、最後まで何もないことを願っています。
「アハハハ。そうですね。ありがとうございます」
※同インタビューは12月16日に収録
■視聴方法(予定)
1月29日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App
■ONE Unbreakable II対戦カード
<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アブドゥルバシール・ヴァガボフ(ロシア)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>※
竹中大地(日本)
イヴァニウド・デルフィーノ(ブラジル)
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
クォン・ウォンイル(韓国)
<キック・ライトヘビー級/3分3R>※
ミハイロ・ケイコビッチ(セルビア)
ヘイブラット・イスアエフ(ロシア)
<62.5 キロ/5分3R>
ソヴァナリー・エム(カンボジア)
チェ・チョンユン(韓国)
<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アラン・ンガラニ(香港)
ウマウ・ケニ(セネガル)
※2020年12月18日に収録
■ONE Unbreakable III視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App
■ONE Unbreakable III対戦カード
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)
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