UFC on ESPN+42:第4試合・モリー・マッキャン vs. ラーラ・プロコピオ

女子フライ級。

イギリスのアマチュアボクシング王者のマッキャンはUFC初戦は判定負け。そこから前座ですべて判定ながら3連勝しランキング入りしたが、前回タイラ・サントス相手にテイクダウンを奪われ、スタンドでも攻められ完敗。ランキングからも外れた。

2019年の上海大会で23歳・6勝0敗のキャリアでUFCデビューしたプロコピオだが、同じブラジルのカロル・ロサ相手にタックルは切られるが打撃のヒット数で上回る展開だったものの、3Rにパンチを貰いダウンしスプリット判定負け。昨年は5月に決まっていた試合がイベントごと流れて、それ以降も試合は組まれず、1年半ぶりの試合となる。

プロコピオが打撃で出ると、ケージを背負ったところでタックル。ケージでこらえるマッキャン。大内テイクダウンしたプロコピオ。ハーフ。足を抜いてサイド。ノースサウスでクビを抱えている。ハーフからガードに戻したマッキャン。クォーターマウントにしたプロコピオ。肩固め・腕十字を狙ったが時間がない。残りわずかでバックマウントを取ってチョークに入るがホーン。

1Rプロコピオ。

2R。マッキャンが間合いを詰めていくがプロコピオがパンチを打ち返す。間合いが詰まると首相撲。そこからタックルへ。ボディロック。ケージでこらえるマッキャンを投げてテイクダウン。サイド。マッキャン下から腕十字。持ち上げて外そうとしたが倒され腕を伸ばされる。女子特有の関節の柔らかさで耐えるプロコピオ。外れた。しかしまだ下から腕十字を狙っていく。密着して伸ばすのを防ぐと腕を引き抜いたプロコピオ。ハーフ。ケージを使って立ったマッキャンだが、プロコピオ離さずまたテイクダウン狙い。こらえるマッキャン。またテイクダウンしたが残り30秒。マッキャン下から肘。プロコピオがパウンドを落としてハーフにするがホーン。

2R、腕十字以外はプロコピオが圧倒したラウンドだが、あの腕十字はかなりフィニッシュに近かった。ジャッジはどう見るか。

3R。マッキャンがパンチで出るが、プロコピオが前に出て四つに組む。マッキャンが逆にタックルへ。切ってケージに押し込むプロコピオ。こらえてバックを狙おうとしたマッキャンだがプロコピオ上に。が、インサイドからなんと足関。外ヒール。抜けたがすぐタックルに入り下にならないプロコピオ。ボディロックから投げを狙いバックに回る。テイクダウン。ハーフ。足を抜くとマッキャン亀に。バックに回るプロコピオ。足のフックは許さずこらえていたが、残り30秒で足を差し込みパウンド。マッキャン耐える。タイムアップ。

29-27、29-28、30-27の3-0でプロコピオ勝利。

今回はテイクダウンからグラウンドで圧倒したプロコピオ。敗れたマッキャンはグローブをマットに置いて退場。引退か。

タイトルとURLをコピーしました