【写真】動画サイト=ザ・ワンのインタビュアー=江川さりなさんとのやり取りはで、ケージのなかの切れの良さが一切影を潜めていた…… (C)MMAPLANET
20日(土)、東京・文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2021#02で平良達郎が前田吉朗を61秒、RNCで落とし快勝した。
歴戦の強者に対し、躊躇なく自身の練習通りの動きをケージの中で再現し、その勝利も非常にクールに受け止めていた平良。次元の違う強さを見せ始めた平良の話を訊いた。
──正直、想定以上の勝ち方でした。平良達郎は違うんだというような。
「短時間で終わったのはたまたまです。あのバックチョークは自然に体が動いたので。練習通りといえば練習通りで、たまたまといえばたまたまです」
──躊躇なく、スタンドでも足をフックしていきました。
「迷いはなかったです。なんか分からないですけど、取れる感じがしました。だから、ちょっとしつこくいってみようかと」
──バックに回る前も、自然と動いたのでしょうか。
「感覚ですね。最初、向き合って打撃で来そうだと思ってヒザを合わせようとしたと思います。その流れで、気が付けばスクランブルでバックに回っていました。ようやく自分の体に染みついてきたと思います」
──しかし、見るたびに成長していますね。
「ありがとうございますっ! 今は自分でも成長できていると感じています。ドンドン駆け上がっていきたいですね」
──もう宣言通り、世界王座挑戦しかないと。
「そうですで、福田さんしか見えていないです。そうなると思います」
──その後に関しては?
「自分の考えではUFCに絶対に行きたいです。でも、どうアピールすればUFCと契約できるのか分かっていない状況です。とりあえずは死に物狂いで修斗のベルトを獲ります」
──防衛していくことも視野にいれていますか。
「ベルトを獲ってからの状況次第ですね。修斗のベルトを第一の目標として来たので、防衛ということはそこまで考えていなかったです。UFCに行けることが一番なので。
まずは修斗世界フライ級のベルトが凄く欲しいです」
──今日は実質、当日計量のバンタム級での試合ですが、フライ級としては本当に大きくなっていないですか。
「試合の体重は水抜きのフライ級のときとは変わってはいないのですが……それほどリカバリーをする方でもないので。だいたい62キロから63キロで試合をしている感じです」
──だと北米計量ではフライ級でないと、バンタム級では小さいですね。
「ただ減量は……今回も少し落ちづらいなとは感じている部分はあります。でも、4月18日の沖縄大会で戦う練習仲間に繋げることができて良かったです。12月の四国で躓いたところがあったのですが、良い風を沖縄に吹かせることができたのかなって思っています」
──では、平良選手のなかで世界挑戦はいつ頃だと考えていますか。
「あんまり修斗の年間スケジュールを把握していないのですが、夏頃にはやりたいですね」
──チャンピオンは京都在住、そして6月20日は大阪大会があります。
「あぁ、アウェイですけど──大阪で挑戦するのも良いですね。アウェイも味わってみたいです」
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