フェザー級だったがピーターソンが2.5ポンドオーバー。
UFC最年少21歳のフーパーはUFC2勝1敗。若さあふれるアグレッシブなファイトが信条だが、打撃とテイクダウンに難があり、スタンドで劣勢なところから引き込みや今成ロールなどで極めを狙いに行くも読まれて厳しい試合になりがち。前回は2Rまで劣勢なところから、3Rに外ヒールを極めて逆転勝ちしたが、それでなおさら一発狙いの足関は警戒されるだろう。
ピーターソンはUFC2勝3敗。前戦は19年9月に試合をした後、昨年2月と今年2月に組まれた試合をいずれも欠場しており、1年9ヶ月ぶりの試合となる。グラップラーだが、前回は打撃で攻められ続けた後、バック肘をかわしてのバックブローでKO勝ち。
タックルから四つに組んだフーパーだが、ハナから倒さず引き込み。ピーターソンパウンドを入れるが立った。また出てきたピーターソンに組み付くと引き込み。下から脇を差したフーパー、また引き込むとそこからバックを狙う。離れようとしたピーターソンにスタンドでバックを奪う。しかしピーターソンが正対するとまた引き込み。ピーターソンはパウンドを入れて立って離れる。フーパーパンチからタックル。初めて尻もちをつかせた。インサイドからストレートフットロック。しかし足が抜けた。外ヒールに切り替え。これも浅い。回転して逃れるピーターソンにカーフスライサーを仕掛けるが、ピーターソン上からパウンド。抜けたがすぐ上になるフーパー。また足関を狙うが起き上がり上に。また足関。内ヒール。浅い。ホーン。
1Rピーターソン。ジャッジで負けてる3R終盤にやるような攻めを1Rからやっているフーパー。
2R。ピーターソンのパンチにフーパーも打ち返すがスピードがない。四つに組んだが倒せず。ピーターソンが逆にギロチンを仕掛けたが首を抜いたフーパー。ピーターソンすぐ立つ。フーパー四つから引き込み。押さえ込むピーターソン。フーパー下から仕掛けるも密着され潰される。腕十字をかわされ亀になったところでパウンドをもらった。ホーン。
2Rピーターソン。
3R。パンチを打ち込んでいくフーパー。だがそこからタックルに行くのは読まれている。切られたが四つに組んだ。ケージに押し込むピーターソン。フーパー疲れているか。ボディロックからピーターソンがテイクダウン。フーパーが疲れていてもうグラウンドでも怖くないと見たか。ハーフで押さえ込みつつ肩固め。サイドに出てフィニッシュを狙ったがフーパー脱出。スタンドで四つに。フーパー投げてバックに。残り1分。四の字バック。反転しようとするピーターソン。フィニッシュが必要なフーパーだが仕掛けるだけの体力が残ってないか。タイムアップ。
判定30-27、29-28の3-0でピーターソン勝利。
ピーターソン、若いのに特異なファイトスタイル…というか、若くて全体的に完成度が低いので、得意分野に特化した攻めをするためにトリッキーにならざるを得ないのか。フィジカル・打撃・テイクダウンを強化しないとUFCでは前座レベルでも厳しい。