ライト級。
2013年にUFCデビューしたメディロスは8戦で3勝4敗1NC。体重オーバーもあり、16年からはウェルター級に上げ、3連勝(全フィニッシュ)でランキングにも入った。が、次戦でドナルド・セラーニに1RKO負けすると、再びライト級に戻してさらに2連敗。前回の試合は昨年2月、まだコロナ前のランド・バンナータ戦。ハワイアンで、マックス・ホロウェイと同じグレイシー・テクニクス所属。
UFC3勝4敗のハゾヴィッチ。デンマーク人で生まれはボスニア。20歳まではボディビルダーで、MMAクラスに参加したところ、体格で上回る相手に一本を取られたことで格闘技を初めた。ここまで3勝4敗で2連敗中。テイクダウンディフェンスに穴があり、負ける試合はだいたいテイクダウンから攻められている。
本来は先月22日に組まれていた試合だが、ハゾヴィッチの体調不良により試合1時間前に中止となっていた。
間合いを詰めてジャブを入れていくメディロスだがハゾヴィッチのワンツーがヒット。しかしなおも詰めてジャブ。飛び込んできたハゾヴィッチに左フックを引っ掛けるメディロス。組んだハゾヴィッチがケージに押し込むが逃れたメディロス。ハゾヴィッチ出てきた。ワンツー。ケージまで下がったメディロスにラッシュ。サークリングした逃れたメディロスだが、ハゾヴィッチは足払いで倒すとバックに。立って正対したメディロス。離れる。ハゾヴィッチのワンツーがヒット。またワンツー。残り1分。メディロスがバックキック。両者間合いを詰めてのパンチの打ち合いでホーン。
1Rはヒット数でハゾヴィッチ。
2R。連打を打ち込んだハゾヴィッチだがメディロスも打ち返す。ハゾヴィッチタックル。テイクダウン。すぐバックに付いたがメディロス立って引き剥がした。またパンチの打ち合い。ハゾヴィッチのパンチがヒットしメディロスちょっとぐらつくが出ていきケージに押し込む。が、引き剥がしたハゾヴィッチがラッシュ!もらったメディロスだがなんとかクリンチ。が、話すとまたラッシュ。ダメージがあるメディロス。またパンチを打たれて後退。ハゾヴィッチ追いかけて右ハイ。けっこう打たれているように見えるメディロスだが打ち返していく。が、まっすぐ下がってケージに詰まるとハゾヴィッチまたラッシュ。凌いだメディロスがパンチを打ち返して出る。組んでボディに膝。メディロスが逆にケージを背にしたハゾヴィッチに連打を入れる。ホーン。
2Rハゾヴィッチ。しかしラッシュで攻め疲れしたか、終盤メディロスが盛り返してきた。
3R。メディロスが前に出ていく。しかしハゾヴィッチのパンチを貰いまたケージを背負った。するとハゾヴィッチまたラッシュ。下がるメディロスだがワンツーがヒット。それでもボディを打ち返すメディロス。かなり打たれているように見えるメディロスだがゾンビのように打ち返していく。パンチを貰ったハゾヴィッチがケージまで押し込むが、バックに回ったメディロスが広報に倒れ込んでバックマウント。チョーク。が、位置が悪い。またチョークに行くが顎の上。反転して上になったハゾヴィッチ。立とうとしたメディロスから逆にバックを取る。メディロス正対すると外掛けテイクダウン。ハゾヴィッチも疲れがある。ハーフから肘を入れるメディロス。ハーフバックからチョーク。しかし真後ろについておらず外れる。残り1分。メディロスバックマウント。ハゾヴィッチもはや逃げ切り狙い。攻めているメディロスだが10-8まではなくフィニッシュが必要。バックからチョークを狙ったが外れる。体を伸ばしてチョーク。ようやく完全な形で入ったが、腕を掴んで抵抗するハゾヴィッチ。タイムアップ。
三者29-28でハゾヴィッチ勝利。
2Rまでパンチを貰っていたメディロスだが、打たれ強くハゾヴィッチが攻め疲れ。3Rに逆襲したもののフィニッシュを取るには至らずハゾヴィッチが逃げ切った。