UFC264:第7試合・カーロス・コンディット vs. マックス・グリフィン

ウェルター級。

暫定王者コンディットは一時5連敗でリリースや引退の危機にあったが、直近では全盛期とは程遠い内容で相手も落ち目ではあるものの2連勝中。前戦は同じようにダメージが蓄積して全盛期の力がなくなっているマット・ブラウンとの対戦で、テイクダウンから削っていく展開で判定勝ち。UFCとの契約も更新された。

キックがバックボーンのグリフィンはUFCでは負け越していて5勝6敗だが、ここ2戦では勝利していてUFCで初の連勝をマーク。戦績は良くないが、負けた相手もコルビー・コビントンやエリゼウカポエイラ、アレックス・オリヴェイラなど、ランカーやランキング手前の選手が多い。

どちらもリリース寸前から連勝中の者同士の対戦。

いきなり打撃を打ち込むグリフィン。右ハイ。カーフキック。アグレッシブに攻める。カーフキックで足が流れるコンディット。スイッチしても逆の足にカーフキック。ちょっと蹴られすぎているコンディット。ひたすらカーフをけるグリフィンにコンディットはパンチを打ち込む。パンチで出たコンディットだがグリフィンのパンチを貰い後方にバランスを崩しダウン。グリフィンパウンド連打。下から足関を狙ったコンディットだがグリフィン立って離れる。コンディット飛び膝。さらに右を打ち込む。出ていくコンディットだがグリフィンガードし距離を取る。ホーン。

1Rコンディット。

2R。カーフキックを効かされるコンディット。前に出て首相撲から膝を入れた。1Rを取られて圧をかけていっているコンディット。出ていくがグリフィンがパンチを合わせる。タックルを狙ったが倒せず。しかしコンディットの右がヒット。ややペースを取り戻してきたコンディット。前に出てケージを背負わせる。タックルも見せるコンディット。しかし止められた。前に出て右をヒットさせた。右ハイ。コンディットが攻めていく。グリフィンはこのラウンドはややディフェンシブ。ホーン。

2Rはあまり差がないラウンドに。

3R。またコンディットが出ていく。グリフィンも下がらずパンチを打ち込む。今度はコンディットが下がった。グリフィンの右をもらう。しかし蹴り足をキャッチしてテイクダウンを狙いつつ、バランスを崩したところにパンチを打ち込む。グリフィンの左がひっとし一瞬動きが止まるコンディットだがそれでも出ていく。ジャブにワンツーを返すグリフィン。コンディット出ていくがパンチの回転が遅い。コンディットパンチからタックルへ。しかし止められた。残り1分。グリフィンの右をもらった。動きが止まったコンディット。グリフィン追いかけるとタックルへ。テイクダウン。ハーフで押さえ込む。下から仕掛けるコンディットだがグリフィン立った。立ち際にまたタックル。コンディットはキムラやギロチンなどで逆転を狙う。残りわずかでキムラに捕らえて後方に投げると腕十字を仕掛けたがタイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でグリフィン勝利。

コンディットもよく凌いでいたが、全体的に動きがスローで反応も悪かった。勝ったグリフィンも3連勝ではあるが、ランカーに挑むにはもうちょっと中堅クラスでの勝利が必要か。

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