女子ストロー級。
ONEでアンジェラ・リーの持つ女子アトム級王座に挑戦したことがあるブラジルのヌネス。リー戦でアナコンダチョークで敗れたのが唯一の敗戦。試合後に階級を上げて勝利すると、2019年にUFCデビューを決めたが負傷欠場。さらにドラッグテストで陽性となり出場停止に。今年7月にもRIZINファイタージン・ユ・フレイとの試合が組まれたがまた欠場。3年以上のブランク明けとなる29歳。果たしてどれだけ動けるのか。バックボーンはムエタイ。
カルネロッシはヌネスがUFCデビューする予定だった2019年に、ヌネスの代役としてUFCとの契約を果たした選手。リー戦は首相撲からの肘でカットしTKO負け。そこから1年半のブランクがあり、今年4月に上海のUFCアカデミー出身・リャン・ナと対戦すると、序盤にフラッシュダウンはもらったが、その後はグラウンドで上になりパウンドを入れる展開で2RTKO勝ち。しかし下になった時にリャン・ナがあっさりポジションを返されるのに救われた部分もあり、カルネロッシの実力はまだ不明。
すぐに間合いを詰めていくカルネロッシ。圧をかけてパンチを繰り出していく。ヌネス下がりながらパンチを入れるが、ケージ際まで下がったところでカルネロッシがタックル。倒されガッツリケージを掴むヌネス。立った。離れる。ヌネス距離を取りミドル。またカルネロッシがパンチで出てタックルへ。ケージ押し込み。押し込んで膝。ヌネス首相撲。離れた。残り1分。ヌネス距離を取り前蹴り、ワンツーを入れていくが、カルネロッシまた間合いを詰める。またタックルに入るが受け止めたヌネス。押し込ませず離れる。ヌネス飛び込んで肘を見せる。ホーン。
1Rヌネス。
2R。すぐまた圧をかけていくカルネロッシだが、下がりながらパンチを当てるヌネス。間合いを詰めてタックルに入るカルネロッシ。ケージに押し込みシングルレッグからダブルレッグ。倒されかけたがケージでこらえたヌネス。ヌネスが首を抱えたがカルネロッシ倒して尻もちをつかせる。が、ケージを使って立つヌネス。入れ替えて膝を入れ離れた。すぐにまた圧を掛けるカルネロッシ。下がりながらパンチをヒットさせるヌネスだがカルネロッシ引かない。が、パンチを貰っている。圧はかかっているが手数はもらっている。またケージまで下がらせてタックル。テイクダウン。ヌネスはケージを背に座った体勢。カルネロッシレッグマウントで押さえる。パウンドを入れるが背中を向けて立ったヌネス。ホーン。
2Rはテイクダウンで制したカルネロッシがやや優勢だったか。
3R。離れた状態ではヌネスが打撃を入れていく。しかしカルネロッシまた前に出て圧を掛ける。距離を取りながら前蹴りを入れるヌネスだが、アツに押されてケージを背負いがちになる。カルネロッシボディブロー。前に出てワンツー。パンチをヒットさせたところでカルネロッシタックル。シングルレッグ。ケージでこらえるヌネスだがダブルレッグで倒したカルネロッシ。またケージを掴むヌネス。カルネロッシパウンドを入れる。背中を見せて立とうとしたヌネスからバックを取る。チョーク!タップアウト!
カルネロッシ、2試合連続フィニッシュ勝利。打撃は下手で、パンチもかなりもらっているが、構わず圧をかけ続けていった。
ヌネスは打撃の技術では勝っていたかもしれないが、グラウンドとテイクダウンディフェンスに穴が。そのせいかガッツリケージを掴むのがいただけない。レフェリーによっては即減点されていてもおかしくなかった。