ライト級。
試合の度にUFC史上最多試合記録を更新し続けるミラー(今回で38試合目)。13年前の10月18日にUFCデビューして以来、毎年必ず2戦以上はしており、長期の欠場がないことも、この記録を更新できている理由。最後にランカーと対戦したのは4年前のダスティン・ポイエー戦で、そこからの戦績は4勝7敗。4勝はすべて1R一本勝ちだが、つまりは2R以降になった場合すべて負けているということ(負けた試合のうち2敗は1Rでフィニッシュされての負け)。1Rだけなら動けるが、2R以降は失速してしまう。11年前、現王者チャールズ・オリヴェイラに初めての黒星をつけた選手でもある。
29歳、プロ20戦目でUFCデビューを果たすゴンザレス。いきなりレジェンドとセミ前という扱い。ここまで14勝5敗。ローカルファイターとしては突出しているとは言えない戦績。そしてテイクダウンディフェンスに難がある。戦績だけ見ると、今後UFCで活躍する期待はあまり持てないがどうか。ミラーの1Rの攻めを凌ぐことができればチャンスも見えてくるが…。
計量はクリアしているが、腹回りがゆるいミラー。年齢を感じる。左をヒットさせて組んだ。ケージに押し込むミラー。しかしゴンザレスがダブルアンダーフック。外掛けテイクダウン。ハーフ。ガードに戻したミラーだが頭をケージに押し付ける。ミラー下から蹴って離し立った。パンチで攻めるゴンザレス。もらったミラー効いた!追い打ちに行ったところでタックル。足をすくってテイクダウン。密着したままインサイドからパウンドを入れつつダメージの回復を図る。下から蹴って立ったゴンザレス。肘を入れ引き剥がした。ミラーが打撃を入れるがゴンザレスの左ボディがヒット。残り1分。ミラーワンツー。また左が入りゴンザレス後退。クリンチで凌ぐゴンザレス。崩してパンチを入れたミラー。ホーン。
1Rゴンザレス。
2R。出ていくゴンザレスだが、前蹴りをかわしたミラーの左が顔面を打ち抜きダウン!KO!
ミラー、2R以降の勝利は5年ぶり、2R以降のフィニッシュ勝利は10年ぶり。UFCレベルにあるか微妙なデビュー戦の相手に対しパンチを効かされる場面もあったのでこれからも厳しい試合が続きそうだが、なんとか生き残った。