UFC on ABC3:第7試合・ローレン・マーフィー vs. ミーシャ・テイト

フライ級。マーフィー3位、テイトはバンタム級の10位。

昨年9月の前戦でシェフチェンコのフライ級タイトルに挑戦したばかりのマーフィー(4RKO負け)。UFCキャリア8年のベテランで、バンタム級では1勝3敗だったが、フライ級に落としてからは6勝2敗。38歳は女子フライ級最年長。スタンドでプレッシャーをかけ、組むとテイクダウンしてパウンドを落としていくスタイルだが、シェフチェンコ戦ではまったく通用せず、削られ続けて4RKO負け。

テイトは昨年7月、5年ぶりにカムバックして、4連敗中のマリオン・ルノーに3RパウンドでKO勝ち。ルノーがランカーだったのでランキング入りしたが、2戦目では当時7位のケトレン・ヴィエイラに打撃の手数では上回ったものの、ヴィエイラの重いパンチをもらう展開で僅差の判定負け。今回、キャリア初のフライ級での試合となるが、当初5月に組まれた試合が今月初めに延期となり、今度はマーフィーのコロナ陽性で2週間延期となっている。

オッズはテイトがフェイバリット。挑戦者不在のフライ級だけに、勝てば一気にタイトル挑戦の可能性もある。

間合いを詰めていくマーフィー。組んだテイトだが、マーフィー受け止めて右を打ち込む。また組んでテイト。クラッチして投げを狙ったが、こらえて膝を打ち込むマーフィー。テイト離れた。間合いを詰めるマーフィーに右を当てたテイト。出てくるところにジャブで止める。マーフィーまた右フックをヒット。マーフィー一転してタックルに。ボディロックして倒しかけたが、せなくぉ剥けてこらえたテイト。ケージ際で正対すると、逆にダブルアンダーフックにしてテイクダウンを狙う。投げたが寝かされずにすぐ立つマーフィー。テイトクラッチを放さずケージに押し込み膝を入れる。残り1分。差し返して入れ替えようとするマーフィーだが、ケージに押し込み膝を入れて離れたテイト。ホーン。

1Rはほぼ五分。テイトがテイクダウンしかけても、グラウンドに持ち込ませなかった分、マーフィーペースか。

2R。テイト詰めてジャブを入れる。タックルのフェイント。ワンツー。ジャブ。マーフィーも右を打ち返す。マーフィーのパンチで鼻血を出すテイトだが出ていく。マーフィータックル。テイクダウン。寝かされずにケージ際に移動したテイト。背中を向けて立つところでマーフィーのパンチ連打をもらう。立つとクラッチを切って正対。マーフィー離れ際に肘を入れた。間合いを詰めるテイト。タックルに行くがバックステップでかわされる。マーフィーオーバーハンドの右。テイト組み付いていくが、四つでクラッチできず首相撲。肘を入れて引き剥がしたマーフィー。またマーフィータックル。今度は寝かされずにこらえてパンチを入れるテイト。テイト組み付いてクラッチに成功。ボディロックからテイクダウン狙い。ケージでこらえるマーフィー。差し返した。テイト肘。ダブルレッグに行くがこらえるマーフィー。ホーン。

2Rマーフィー。

3R。ジャブで打ち合うテイト。タックル。組んでクラッチしたが、マーフィーが投げて上に。しかしすぐに脇を差して立つテイト。離れた。またタックル。受け止めたマーフィーが膝をボディに入れる。肘の打ち合い。離れたところにすぐまたタックルに入るテイト。切られた。足を止めてパンチで出るテイト。しかしマーフィータックル。なんとか切ったテイト。残り1分。テイト詰めるがマーフィーは距離を取る。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でマーフィー勝利。

ランキング3位のマーフィー相手にいい勝負をするところまでは行ったテイトだが、健闘はできても勝つチャンスは見えなかったし、王者のシェフチェンコとはさらに差がありそう。今後はどうするのか。

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