UFC on ESPN+73:メインイベント・ケネディ・エンジーチュクー vs. イオン・クテラバ

ライトヘビー級。メイン消滅により、急遽メインカードに昇格となったが、予定通り3Rマッチとして行われる。両者ともにノーランカーで、初のメイン。

ナイジェリアのエンジーチュクーはUFC4勝3敗。キャリアが浅く、グラウンドに穴があり連敗していたこともあるが、それまでテイクダウンを奪われるだけだったエンジーチュクーが、前戦は5度もテイクダウンを奪い、パスガードもして完勝。グラップリングが向上しているところを見せた。

メインに出る予定だったスピバック同様、東ヨーロッパのモルドバ出身のクテラバ。人口400万人の小国だが、UFCセミとメインに選手を送り込んでいる。UFC戦績は13戦して5勝のみ、現在2連敗中(過去6戦で1勝のみ)。と、セミ抜擢(その後メイン昇格)とはいえ負ければリリースの可能性もある。バックボーンはグレコ・柔道・サンボ・コンバットサンボだが、16勝のうち12のKOがある。

パンチから組み付いたクテラバ。スタンドバック。正対したエンジーチュクーだが四つでクテラバが外掛けテイクダウン。マウントになっている。なんとかハーフに戻したエンジーチュクー。フルガードに。インサイドから肘を落とすクテラバ。エンジーチュクーは足で引き剥がし立ったが、すぐ組み付くクテラバ。首投げでテイクダウン。袈裟固め。Vクロスアームロックを狙ったが、首を抜かれてバックを取られる。クテラバ立ってキムラの体勢。足を踏むクテラバ。ホーン。

1Rクテラバ。

2R。パンチで攻めるエンジーチュクー。クテラバのタックルにカウンターの膝。ローブローがあったが即再開させるエンジーチュクー。パンチで出る。テンカオまたタックル。切った。また膝。さらにパンチを打ち込みアッパーでしゃがみ込むようにダウンしたクテラバ。バックからパウンド連打。クテラバが立とうとして崩れたところでレフェリー止めた。

1Rはテイクダウンされ劣勢だったエンジーチュクーだが、2Rはタックルをしっかり切って打撃を入れ勝利。

初のメインに抜擢されたクテラバだが、直近7戦では1勝のみで、これで3連敗。リリースされてもおかしくない成績に。

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