女子フライ級。
ミラーは昨年TUFに戦績2勝1敗で出場。決勝でマウントからの肘・パウンド連打でTKO勝ちして優勝した。しかし今年3月のUFC本戦デビュー戦ではダン・ハーディの嫁でUFC1勝4敗・ブランク3年のヴェロニカ・ハーディに組ませてもらえず、打撃で押され、テイクダウンも取れず、ガードからのし掛けも凌がれての完敗。大きく評価を落とした。10thプラネット柔術所属で、MMAキャリアは浅いが、グラップリングマッチや掌底ありのコンバット柔術にも出場している。27歳。
ブラジルのサントスはUFCデビュー戦。プロデビューからまだ2年でキャリア5勝1敗。一本勝ちが3回あり、KO勝ちはゼロ。バックボーンは柔道でブラジル王者。17歳の時にカデットのヨーロピアンカップで優勝するなど、国際大会でも結果を出している。同じ柔道バックボーンのロンダ・ラウジーに刺激を受けてMMAを始めた。女子特有のバックボーンに頼ったファイトスタイルで、投げからのグラウンド勝負が主体。23歳。
オッズはデビュー戦のサントスがTUFウィナー相手にフェイバリット。
荒っぽいパンチから組み付いたミラー。ケージに押し込み脇を差しに行くが、サントス離れた。どんどん詰めてくるミラー。サントス首相撲から膝を入れるが、パンチを打ち込むミラー。大振りの右を打ち込んだサントス。ケージ際で両者大振りのパンチを振り回している。ケージを背負わせたサントス。女子らしからぬ豪快な打ち合い。ミラータックル。首を抱えたサントスが倒して上になるが、ミラーすぐ立った。離れるが、サントスまたすぐケージに詰めてパンチを打ち込む。ジャブ。右がヒットし効いた。さらにラッシュ。サントスフルスイング。連続で打たれたミラーを見てレフェリー止めた。
意地の殴り合いを制したのはサントス。お互いこの打撃で上位に通用するとは思えないが、気持ちで引かないのは良かった。ミラーは劣勢になったところでもサントス相手ではテイクダウンが奪えず、引き込むまもなくやられてしまった。TUFウィナーがUFCデビューから2連敗に。