UFC on ESPN+90:第12試合・チェイス・フーパー vs. ジョーダン・レビット

ライト級。

若きフィニッシャーのフーパー。今成ロールなどのトリッキーな攻めから一本を狙いに行くスタイル。しかし攻めが荒くポジションを失いがちなところと、打撃やテイクダウンに穴がある。前回からライト級に上げると、UFC0勝1敗のグラップラー・ニック・フィオーレに対して打撃で対抗。雑な打撃で上位陣には通用しそうにはないが、フィオーレレベルには通用して判定勝ち。185cmの長身で、リーチも192cmある。フィオーレ戦の前には、グラップリングマッチでレジェンドのクレイ・グイダからカーフスライサーで一本勝ちしている。24歳。

レビットはUFC4勝2敗。レスリングがバックボーンで、一本勝ちの多いグラップラー。微妙な判定勝利で物議を醸したことのあるパティ・ピンブレットには、1Rはテイクダウンから優勢に試合を進めていたが、2Rにチョークで一本負け。前戦はUFCデビュー戦の相手に首相撲からの膝連打でキャリア2度目のKO勝ち。28歳。

いきなりパンチで出たフーパー。レビット組んでボディロックしバックに着くが、フーパー反転して上に。レビット立ったが、フーパーの投げをすかして上に。スクランブルで上を取り返したフーパー。レビットがさらに上を取るが、フーパーガードから腕十字。クラッチが深い。レビット持ち上げてスラムで外した。また下から足を絡めて足関狙い。レビットインサイドからパウンドを落とす。草刈りから足関を狙うフーパー。レビットも足をキャッチする。インサイドヒール。しかし回転したフーパーがバックに回った。四の字バックからチョーク!タップアウト!

激しく攻防が入れ替わるグラウンドゲームを制したのはやはりフーパー。レビットも寝技師相手にグラウンドで真っ向勝負したが、分が悪かった。

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