UFC on ESPN55:第10試合・オーステン・レーン vs. ジョナタ・ディニス

ヘビー級。

元アメフト選手でNFLにも所属していたことのあるレーン。アメフト引退後、27歳でMMAを始め、コンテンダーシリーズでは同じNFL出身でもトップ選手のグレッグ・ハーディと対戦し秒殺KO負け。しかしその後もMMAを続け、2度目のコンテンダーシリーズで1RKO勝ちしてUFC契約を決めた。昨年6月のUFCデビュー戦は地元フロリダでジュニア・タファと対戦したが、わずか29秒でアイポークを入れてしまいノーコンテスト。9月に今度はタファの地元で再戦が組まれたが、パンチでダウンを奪われパウンドで1RKO負け。2試合トータル1分51秒でまだ未勝利だが、またメインカードで組まれている。12勝のうち11KO・1一本勝ち。36歳。

ブラジルのディニスはキックボクサーで、2012年の大晦日に日本で行われたGLORYのヘビー級トーナメントにも出場している(一回戦敗退)。GLORYとの契約終了後もロシアやブラジルでキックの試合を続け、キック戦績はl22勝7敗。2022年、30歳でMMAでデビュー。5試合連続1RKO勝ちすると、昨年9月にコンテンダーシリーズ出場。そこでも1RKO勝ちしてUFCとの契約を決めた。しかし一度もグラウンドの展開にならなかったので、寝技の実力は未知数。32歳。

じわじわ出るディニスだが、ジャブ・前蹴りを入れるレーン。レーンタックル。テイクダウン。下になったディニス。ハーフ。肘を入れるレーンだが、ディニスガードに戻した。レーン上からパウンド。レーン足を超えてまたハーフに。パウンド。ディニス、龍動きなし。寝技はザルか。ガードに戻そうとする。立つ動きはなし。キープしながらパウンドで削るレーン。残り15秒でマウント。パウンド。仕留めに来ているが、ブリッジで凌いだディニス。ホーン。

1Rレーン。

2R。詰めるディニス。レーンまたタックル。切った。パンチで出るディニスにまたタックル。切ったがケージに押し込まれる。引き剥がしたディニス。組んできたレーンを引き剥がしてパンチを入れる。レーンまたタックル。切られて引き込んだ。ディニス寝技には付き合わない。寝ているレーンの足を蹴るディニス。立ってスタンドに。また組みに行くレーンだが引き剥がされた。レーン消耗してきている。ワンツーを打ち込むディニス。右が入り効いた!さらにワンツーを入れるとゆっくり崩れ落ちるレーン。KO!

逆転KO勝ちのディニスだが、グラウンドが強いわけでもないレーン相手に上を取られるとガードを取るので精一杯。今後に向けてまだまだレベルアップが必要。

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