PFL2024#4:第8試合・リズ・カモーシェ vs. 渡辺華奈

女子フライ級リーグ戦。カモーシェ4位・3点、渡辺5位・3点。

Bellatorフライ級王者のカモーシェ。UFCのタイトルマッチでシェフチェンコに判定負けした2019年の試合後にリリースされ、翌年からBellator出場。3連勝で王者ヴェラスケスのタイトルに挑戦し、4Rグラウンドのヒジ連打でKO勝ち。さらに翌年のダイレクトリマッチでも三角十字で一本勝ち。その後2回王座防衛に成功すると、今年のPFL初戦では、ヴェラスケスとの3度目の対決が組まれ、カモーシェが終始優勢に攻めたが、仕留めるには至らず判定勝ちで3点どまりとなった。40歳。

渡辺はBellatorの最終ランキングでは2位。Bellatorと契約してから2戦目でカモーシェと対戦したが、開始からカモーシェのパンチを被弾し続け、そのまま秒殺KO負け。その後は元王者イルマレイ・マクファーレンには微妙な判定負け、RIZIN日本大会との共催で行われたヴィータ・アルテアガ戦は微妙な判定勝ち。リーグ初戦はUFCを1勝3敗でリリースされたシェイナ・ヤングとの対戦で、終始バックを奪い攻勢だったが、フィニッシュはできずに判定勝ち。35歳。

渡辺ゴング&奪取でタックル。がぶったカモーシェ。押し込んでいく渡辺。ケージまで押し込もうとするが、カモーシェが逆にがぶったままケージに押し込もうとする。立つと膝を頭部に入れるカモーシェ。ディフェンスのため膝を着いた渡辺。また立つと膝を入れる。首相撲にした渡辺。放してパンチを入れたカモーシェだがすぐ組んだ渡辺が足払いでテイクダウン。カモーシェ下からキムラ狙い。密着して防ぐ渡辺。残り1分20秒。細かいパウンドを入れる渡辺。カモーシェ下からホールド。片膝を潰した渡辺。ディープハーフから潜ろうとするところにパウンドを入れる渡辺。ゴング。

微妙な1R。終盤渡辺が攻めたが、時間が短かった。

2R。またすぐ詰めてタックルに入った渡辺だが切られた。離れるカモーシェ。またタックル。がぶったカモーシェ。離れようとするカモーシェの手を掴んだ渡辺が内股でテイクダウンを狙うが、防いで上になったカモーシェ。左足フックしてハーフバック。両足フック。前に落とそうとする渡辺。上になるとカモーシェの三角をサバいてパスしようとするが、カモーシェハーフに。渡辺肩固めのセットに。残り1分。足を抜いてサイドに出て絞めた。しかし体をずらして外したカモーシェ。渡辺バックに。パウンドからチョークに入るがアゴの上。ゴング。

2Rは渡辺。

3R。大外刈りを狙った渡辺。カーフで足を払われスリップダウン。渡辺タックル。ケージに押し込む。脇を差すカモーシェ。渡辺膝つきタックルへ。入れ替えて離れると渡辺立つ動きがスロー。パンチを貰った。さらに連打が入り亀に。カモーシェ腹固めに捕らえながらパウンド。離れた。また立つのが遅い渡辺に距離を詰めてパンチを入れるカモーシェ。渡辺タックル。切れずに下になったカモーシェがギロチン。外してハーフで押さえ込んだ渡辺。残り1分40秒。ガードに戻すカモーシェ。体を起こしてパウンドを入れる渡辺だが、カモーシェも下から殴る。カモーシェガードから三角。腕十字に移行したカモーシェ。渡辺タップ!

渡辺、3R最後に上からパウンドで攻めたところを三角→腕十字に捕まりキャリア初の一本負け。1Rが微妙、2Rは取れていたので、3R落としてもどうなるかわからなかったが。

  1. タイラ・サントス・9点👑
  2. リズ・カモーシェ・7点👑
  3. *ダコタ・ディッチェバ・6点
  4. ジェナ・ビショップ・6点
  5. ジュリアナ・ベラスケス・3点
  6. 渡辺華奈・3点
  7. イララ・ジョアニ・3点
  8. *チェルシーハケット・0点
  9. リサ・モールディン・0点
  10. シェイナ・ヤング・-1点

ジャッジ3者は1・2R渡辺だったとのこと。残り8秒しのげば勝てていたが、微妙だったので攻めるしかなかった。上を取り返してからの攻めがなければニアフィニッシュで10-8となりドローだった可能性もある。仕方がない。

タイトルとURLをコピーしました