UFC on ESPN59:第9試合・ガブリエル・ボンフィム vs. アンジュ・ルーサ

ウェルター級。

ボンフィム弟はキャリア全フィニッシュ勝利でUFCと契約し、UFCでも2連続1Rフィニッシュ勝利。実力の底が見えない勝ちっぷりだったが、昨年11月には中堅のニコラス・ダルビーと地元ブラジルで対戦し2RKO負けで初黒星。序盤はアグレッシブに攻めて優勢だったが、地元大会で入れ込みすぎたのか、途中から失速し、パンチを効かされて足関を狙いに行ったところにパウンド連打をもらってしまった。今回が再起戦となる。26歳。

コンゴ出身・スイス在住のルーサは2022年のUFCデビュー戦は4日前の緊急出場で判定負けしたが、そこから2連勝。3月の前戦はTUFウィナーのブライアン・バトルとの対戦で、バトルのアイポークで戦闘不能となりノーコンテスト。キルクリフFC所属。30歳。

打撃戦からルーサはすぐにタックルへ。シングルレッグ。テイクダウンしたが、押さえ込まれる前に立ったボンフィム。なおもクラッチを放さず、もう一度テイクダウンしたルーサ。しかしスクランブルで立ち上がったボンフィム。脇を差してボディに膝の連打。強烈な膝をもらったルーサだが、首相撲からさらにヒザを入れるとルーサはダブルレッグへ。テイクダウン。ボンフィム。背中を向けて立った。ルーサがスタンドバックでコントロール。後方に倒したルーサ。亀になったボンフィムにバックからパウンド連打。ボンフィム立って振りほどいて離れた。残り2分。ボンフィムのテンカオがボディにヒット。またボディにヒザ。序盤から出力を上げていたルーサ、やや失速か。ボンフィムワンツー。タックルに入ったルーサだが、すぐに右脇を差して受け止めたボンフィム。また首相撲からヒザを入れた。またタックル。今度はギロチンで引き込もうとしたボンフィムだがスッポ抜けて下に。すぐ立ったボンフィム。パンチで出る。ホーン。

1Rは判断が割れそうだが、後半攻めたボンフィムの印象が良いか。

2R。ルーサまたタックル。ボンフィムやや雑にギロチンを狙ったが、テイクダウンされて外れた。しかしすぐにリカバリーして立つ。パンチで出るボンフィム。右ボディ。今度は右でアッパー。ヒザが今度は顔面にヒット。右ミドル。嫌がったルーサ、ミドルを蹴られないオーソにスイッチするが、ボンフィム首相撲からヒザ。打ち合いからまたヒザ。ルーサが出るとまた首相撲。放して左フック。パンチからヒザでボディを攻めるボンフィム。ルーサもパンチを打ち返しているが、手数で押されている。ボンフィムスーパーマンパンチ。ボンフィムもやや攻め疲れか。残り10秒でボンフィムダブルレッグ。テイクダウン。ホーン。

2Rボンフィム。

3R。カーフを蹴る両者。ルーサもパンチで出る。右を当てたルーサに右を打ち返したボンフィム。ボンフィムのジャブ連打。ワンツー。手数を増やしてきた。一方のルーサは前には出ているが手が出ていない。右ミドルから首相撲に捕らえてヒザを入れるボンフィム。ルーサタックル。ケージでこらえるボンフィム。倒しきれず離れたルーサ。パンチからヒザを畳み掛けるボンフィム。ルーサも引かないが手数で負けている。四つに組んだルーサ。ケージに押し込むが時間が過ぎる。離れたボンフィム。ワンツー。最後にタックルに入ったルーサ。ボンフィムまた飛びつきギロチンのカウンターを狙ったが、スッポ抜けて下に。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でボンフィム判定勝ち。初の判定勝利となったが再起に成功。

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