UFC on ESPN59:第8試合・ジュリアン・エローサ vs. クリスチャン・ロドリゲス

フェザー級

エローサはTUF後の本戦デビュー戦が、同じく本戦デビューとなる石原夜叉坊で、2RKO負け。その1試合でリリースされ、その後もコンテンダーシリーズ勝利→3連敗でリリースと結果を出せなかったが、2020年のコロナ禍に緊急の代役出場で一本勝ち。そこからの戦績は6勝3敗と勝ち越しており、得意のダース・ギロチンでの勝利が3回ある。ランキング手前で足踏みしている…というより、今後もランキング入りするほどの選手ではないのかもしれないが、かつてKO負けした夜叉坊がフィーダーショーで苦戦しているのとは対象的に、UFCでしっかりと居場所を作っている。185cmの長身で、リーチも189cmと長い。34歳。

クリスチャン・ロドリゲスはバンタム級で3連勝していたが、うち2回が体重オーバーで、前回からフェザー級に戻している。最年少ロザスJr.や、UFCデビューから3連勝のプロスペクト候補・サーイマンからアップセット勝利(ただし、どちらも体重オーバー)している若手プロスペクトキラー。もっとも、ロドリゲスも26歳とまだ若い。こちらも首系のサブミッションを得意としている。

両者オーソドックス。いきなりパンチで出たロドリゲス。エローサケージ際まで後退。しかしエローサもパンチで打ち合う。アッパーを返した。詰めるロドリゲス。左ハイ。ケージに詰めてパンチを入れるとロドリゲスのマウスピースが飛ぶ。しかし打ち合いでロドリゲスのパンチももらっている。ヒットも多いが被弾も多いエローサ。パンチで出る。前蹴り。ワンツー。打ってこいとアピールするエローサ。ワンツーを入れたロドリゲス。エローサ引かずに出ると右のヒジを入れる。逆にケージに詰めて攻め込むエローサ。ロドリゲスの蹴り足をキャッチしたエローサが軸足を払ってテイクダウン。バックを取って四の字バックの体勢からキムラクラッチ。離して殴るエローサ。背負ったまま立ち上がろうとするロドリゲス。エローサ足のフックを解除し下になる。エローサはガードからギロチンへ。がっちり入り下から四の字クラッチして絞めるとロドリゲスタップ!

ベテランのエローサがプロスペクトキラーのプロスペクト・ロドリゲスからフィニッシュ勝利。

積極的に攻めていたロドリゲスだったが、最後のギロチンはちょっと警戒心が足りなかったか。

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