2020年8月9日(日)
ジョニー・ケースには敗れて世界レベルの壁に当たったソウザだが、北岡・廣田に連勝しており、まだ幻想は残っている。北岡・廣田には打撃で打ち勝ったが、矢地ならさすがに打ち負けることはないはず。結果が読めない好勝負。
49.0kg契約
浅倉カンナ vs. 古瀬美月
昨年6月、JEWELSで直前の緊急出場で富松恵美と対戦し完敗した古瀬。そこから4連勝しているが、相手はキャリアが浅い相手が多く、前戦では階級を下げている。富松が次戦で敗れた前澤に完勝しているのが浅倉。古瀬はこういう機会でもなければ、まずRIZINにも出られなかっただろう。善戦すら厳しい。
試合に恵まれない選手に戦う場を与えるというのがコンセプトのFighting NEXUSからバンタム級王者の渡部修斗が参戦。これまでNEXUSで戦った相手は勝利が2桁に乗らない相手ばかりで、ローカルの王者レベルとの対戦も未経験。これも相当な飛び級。
66.0kg契約
関鉄矢 vs. 内村洋次郎
ZSTフェザー級王者の関が意外な抜擢。相手の内村もまた、キャリア初期に(今とは異なるルールの)ZSTに参戦し、ウェルター級王者となっている。その後は階級を落としていき、現在はフェザー級。
2020年8月10日(月)
現状の(海外勢を呼べない)RIZINで組める一番のカード。2日目のトリとしてはこれしかない。
61.0kg契約
元谷友貴 vs. 魚井フルスイング
昨年のRIZIN神戸大会に地元枠で呼ばれて、格下ハヤット相手にKOで勝ったものの煮え切らない内容だった上に、その後修斗で連敗しているフルスイング。勝てばその連敗もなかったことにできるが。
元ZST王者伊藤とDEEP王者神龍という好カード。なぜフライ級の両者なのに59kg契約なのかは気になるが。
66.0kg契約
斎藤裕 vs. 摩嶋一整
ONEとの契約があるはずの修斗王者斎藤が初参戦。現在は層が薄いRIZINフェザー級だが、今回限定なのか継続参戦があり得るのか。摩嶋はUFCを目標としているブレイク直前の強豪。前回は元パンクラス王者でUFCファイターの田村一聖をテイクダウンしグラウンドで圧倒した上でフィニッシュしている。
RIZINらしい豪華さはないものの、こういう機会でなければ出てこない選手・組まれない試合が逆に興味深いラインナップが揃っている。