UFC305:第8試合・リー・ジンリャン vs. カルロス・プラチス

ウェルター級。メインカードで唯一オセアニア勢の絡まない試合。

中国人UFCファイターのパイオニア・ジンリャン。フィジカルと打撃の強さで、中国人男子ファイターで初めてランキング入りしたが、そこから2勝3敗で、ランキングからも外れている。前回は2022年9月で、当初トニー・ファーガソンと対戦予定だったが、計量後にファーガソンがネイト・ディアスと対戦することになり、試合シャッフルの結果、180ポンドのキャッチウェイトでの試合を予定していたダニエル・ロドリゲスと10ポンドの体重ハンデで試合を行うことになり、健闘したもののスプリット判定負け。今回は約2年ぶりの試合。36歳。

ブラジルのプラチスは今年UFCデビューしたばかりで、2月と6月にKO勝ちし、早くも今年3試合目。現在9連勝中で、8連続KO勝ち中のストライカー。UFCでもトレヴィン・ジャイルスとチャールズ・ラドキからダウンを奪ってのKO勝ち。31歳。

ベテランで元ランカーのジンリャンに対し、プラチスがオッズではフェイバリット。

間合いに入れないジンリャン。リーチが長いプラチスの間合いの外なので、飛び込まないと打撃がヒットしない。ローで牽制する両者。プラチスカーフキック。詰めてきた。ケージを背負うジンリャンだが、プラチスはローで攻める。パンチで出たジンリャンだが、プラチスがすぐにバックステップで距離を取る。プラチス左。頭をかすめてジンリャン膝を着く。すぐ立った。プラチス左ハイ。また詰める。インロー。ジャブ。左ストレート。ケージを背負うジンリャン。ジンリャンパンチで出る。手数を増やしてきたが、またケージを背負ったジンリャン。左がヒットしジンリャンダウン!立ったがなおも狙っていくプラチス。ジンリャン前に出ていくが、右をもらいぐらついた。ホーン。

1Rプラチス。

2R。カーフを蹴るジンリャンだが、プラチスの前蹴りが顔面にヒット。左ハイ。さらに左ストレート。ジンリャンは前に出ていくが、距離を取られてパンチが届かない。ローの蹴り合い。プラチスのパンチが顔面を捕らえる。詰めてきた。ジンリャン右フックをヒット。しかし詰めたプラチスがテンカオをヒット。もらったが組み付いたジンリャン。離れた。プラチススーパーマンパンチ。またスーパーマンパンチ。左ハイ。もらったが出ていくジンリャン。左がヒットしジンリャンダウン!立たせるプラチス。とどめを刺しに行く。ケージを背負うジンリャン。プラチスの左がヒット。さらに左フックを打ち込むとジンリャンダウン!KO!

ダウンを奪ったのはすべて左。これでUFC3連続KO勝利。ウェルターならマイケル・ペイジとやっても面白い。

2年ぶり復帰のジンリャンはキャリア初のKO負け。

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