ヘビー級決勝戦。ウェルター級と同じくロシア人対決で、決勝の前半3試合の6人中5人がロシア人。
ゴルツォフは2019年のPFL2年目から出場している大ベテラン。19年・21年ベスト4、22年はロシア勢にビザが降りず決勝トーナメントを辞退。昨年は決勝でヘナン・フェレイラと対戦し、2RでKO負け。今年はBellator1位のリントン・ヴァッセルに3RKO勝ち、元UFCライトヘビー級タイトル挑戦者チアゴ・サントスに1RKO勝ちで勝ち上がると、準決勝は元Bellator暫定王座挑戦者のティム・ジョンソンに1RKO勝ちして2年連続の決勝進出。しかしヴァッセル戦は1Rにテイクダウンされるとポジションを取られ放題で、2R以降はヴァッセルのスタミナ切れに助けられた部分がある。バックボーンはサンボ。34歳。
ポポフは一応元Bellator勢だが、昨年2月に1試合したのみ。予選はBellator3位のスティーブ・モウリーに2RKO勝ち、ダヴィオン・フランクリンに判定勝ち。トーナメント準決勝でヴァッセルと対戦すると、やはりスタミナ切れしたヴァッセルからテイクダウンを奪い、こつこつ削る展開で判定勝ちした。32歳。
勝者がPFLスーパーファイト王者フランシス・ガヌーとの対戦が組まれる可能性がある。
ステップしながらジャブを突いて出るゴルツォフ。ポポフもジャブを返す。ポポフシングルレッグに。テイクダウン。ガードのゴルツォフは下から両腕をカンヌキに抱える。ゴルツォフが放すとポポフは密着したままパウンド。ゴルツォフガードから三角のセット。じわじわとクラッチを深くしていくとポポフ落ちた!
ゴルツォフ、悲願の100万ドルゲット。
ゴルツォフ、ヴァッセル戦ではテイクダウンされると一方的に攻められる印象があったが、ポポフがガードからの三角への対処が遅れるうちに深く入ってしまった。