UFC310:第2試合・クレイ・グイダ vs. チェイス・フーパー

ライト級。

大ベテランのグイダだが、今大会一番のアンダードッグ。これがキャリア63戦目。UFC戦績は18勝18敗の五分だが、現在ハファ・ガルシアとジョアキム・シウバに連敗中。年齢的に衰えはあるが、いまだに運動量の多いスタイルは健在。KO負けも、8年前のブライアン・オルテガ戦以来ない。前戦で拳を負傷したため1年ぶりの試合となる。明日(現地時間)が43歳の誕生日。

グラップラーフーパーは引き込み主体の特異なスタイル。フェザー級時代はグラウンドに付き合ってもらえず打撃で削られるのが負けパターンだったが、ライト級に上げて以降は、決して上手くはないものの、打撃も積極的に出すようになり、前戦のヴィチェスラフ・ボルシェフ戦ではパンチでダウンをも奪っていて、現在3連勝中。グイダとは2年前にグラップリングマッチで対戦しており、フーパーがカーフスライサーで勝利している。25歳。

42歳グイダと25歳のフーパー。17歳9ヶ月差は、UFC史上2番目に離れた年齢差対決となる。史上1位は1994年のUFC4でのホイス・グレイシー28歳 vs. UFC史上最高齢ロン・バン・クリフ51歳の23歳10ヶ月差なので、現行の整備されたUFCでは一番の年齢差ということになる。

オーソのグイダにフーパーはサウスポー。左ハイをヒットさせたフーパー。さらに左のパンチをヒット。フーパーミドル。キャッチしたグイダだが、フーパー首を抱える。がぶった。振りほどいて離れるグイダ。リーチに勝るフーパーがパンチで攻める。さらに三日月蹴りから四つに組んだ。テイクダウン狙い。ケージでこらえるグイダ。後方に倒してテイクダウン。ハーフ。垂直ヒジを入れるフーパー。バックに回ろうとしたがグイダ立った。テイクダウンを狙うが、フーパ払い腰でテイクダウン。すぐに立つグイダだが、今度はシングルレッグで倒した。バックに回る。バックマウントから腕十字。腕を抜いて立ったグイダ。しかしすぐにシングルレッグでテイクダウン。またバックマウント。腕十字!グイダ回転して外そうとしたが腕を伸ばされタップ!

ライト級に上げてフィジカルが強くなり、打撃の技術も向上。上位陣に挑む準備ができてきた。これで4連勝。

グイダは逆に3連敗。そろそろUFCからの肩叩きが行われそうな状況に。

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