140ポンド契約キャッチウェイト。
UFC3連続一本勝ち、ローカルから数えると8試合連続フィニッシュ勝利を続けていたウッドだが、2月のジョン・ダドソン戦で3RKO負け。7月の再起戦では代役の初参戦選手に打撃でリードして危なげなく判定勝ちしている。
バンタム級のプロスペクトの一人、ケニーは今月3日に試合をしたばかりだが、その3日後には今回の試合が決まっていた。ただし、さすがに連戦で連続の水抜き減量は厳しいのか、今回はキャッチウェイトに。柔道で全米ジュニアでの優勝経験がある。UFC戦績は4勝1敗でウッドと同じ。前回はアラテンヘイリを打撃で圧倒し、30-25もつく一方的な内容で完勝したが、タフなアラテンヘイリをフィニッシュすることはできなかった。
積極的に打撃を打ち込むウッド。手数が多い。やや面食らっていたケニーだが打ち返していく。カーフキックで足が流れるケニー。間合いを詰めてウッドにケージを背負わせるとパンチからバック肘を繰り出す。ワンツー。とにかく手数が多いウッドだが、ケニーのワンツーがヒット。ケニー飛び込んで左。ケニーもギアを上げてきた。ワンツー。左ボディから右フック。残り1分。前半はヒット数で倍くらい差があったが、ギアを上げたケニーがヒット数で並ぶ。ウッドも打ち返しホーン。
1R前半はウッド、後半はケニーが盛り返していた。判断が分かれそうだが、どちらかと言えば前半のウッドの印象がいいか?
2R。ケニーが間合いを詰めてバックスピンキックを連打。ウッドも打ち返す。ケニーが1R後半の勢いのまま手を出していくが、ウッドも開始直後のように積極的に攻めていく。またカーフキックを入れていくウッド。ケニーがワンツーを打ち込む。また手数を増やしてきたウッド。両者攻め続ける。ケニーが追いかけてパンチを入れていくが、距離を取ってかわすウッド。ホーン。
2Rウッド。
3R。なおも打撃戦が続く。ケニー打ち返しているが決定的な差が作れない。ケニータックルへ。スタンドでバックに回った。そのままグラウンドに持ち込もうとするが、床に手をついてこらえているウッド。スイッチで返そうとしたが失敗。しかし正対に成功。ケニー離れた。ただ両者スタミナを使う攻防。今度はウッドがシングルレッグを仕掛けるが倒せず。ガンガン手を出すウッド。ケニーダブルレッグ。タイミングは良かったが切られた。ケニーのワンツーがヒット。さすがに疲れが見えるケニーだが手を出していく。タイムアップ。
3Rも微妙。コントロールしていた時間が長いケニーか?
29-28×2、30-27の3-0でケニー勝利。
2Rはウッドかと思ったが僅差ではあった。
http://mmadecisions.com/decision/11451/Casey-Kenney-vs-Nathaniel-Wood
メディアのジャッジもケニー勝利が多いものの、フルマークにしたものは皆無。