UFC254:第4試合・アレックス・オリヴェイラ vs. シャフカト・ラフモノフ

ウェルター級だったがオリヴェイラが2ポンドオーバーしキャッチウェイトに。

ライト級でも1度体重オーバーがあったオリヴェイラだが、階級を上げたウェルター級でもオーバー。代役で出場が決まったのが3週間前で時間がなかったという事情もあるが、無理なら最初からキャッチウェイトを申し出たら良かったのでは。3連敗していたが、今年に入ってからの2戦でいずれも判定勝ちして連勝中。かつては一本・KO勝ちが多いフィニッシャーだったが、連敗後は安全策での判定勝ちも見られる。

UFCデビューとなるウズベキスタンのラフモノフはMMA12戦全勝の26歳。本来は3月にデビュー予定だったのが、イベントが中止になり、7月のアブダビ大会も欠場となって、7ヶ月遅れでのデビュー戦がようやく決定。本来はエリゼウ・ザレスキと対戦予定だった。ロシアのM-1チャレンジウェルター級王者。コンバットサンボがバックボーンで、7KO5一本勝ちの全フィニッシュ勝利。

間合いを詰めるラフモノフだが、オリヴェイラがパンチを打ち込み近寄らせない。カーフキックを入れたラフモノフ。さらに詰めてボディにテンカオ。ちょっと効いた素振りを見せたオリヴェイラ。四つに組んで押し込んだラフモノフがボディに膝を入れつつテイクダウンを狙う。差し返して入れ替えたオリヴェイラ。逆に膝。ボディロックから足をかけテイクダウンを仕掛ける。こらえているラフモノフだが、オリヴェイラ低いタックルに。脇を差してこらえたラフモノフ。が、オリヴェイラクラッチ。ケージでこらえたラフモノフ。残り1分。オリヴェイラがまた尻クラッチするが、ラフモノフギロチンで引き込む。けっこうタイト。オリヴェイラタップ!

プロになってからギロチンの勝利は1度だけなので、フェイバリットホールドなのかはわからないが、1R残りわずかでこのままだと微妙ながらラウンドを落とすかもしれないというところで思い切りよく仕掛けたのが功を奏した。UFCデビュー戦でランカー間近の実力者・オリヴェイラを下したのは大きい。

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