UFC on ESPN+43:第1試合・セルゲイ・スピヴァク vs. ジャレッド・バンデラ

ヘビー級。昨年12月に組まれていた試合がバンデラの新型コロナウイルス陽性により今回に延期となった。

UFC2勝2敗のスピヴァクウクライナ出身の26歳。全階級の下層レベルで最もレベルが低いヘビー級だけに、スピヴァクも勝率5割とはいえ、ここまではお粗末な内容。勝った試合はいずれもテイクダウンしまくっているが、一方でマルチン・ティブラのお世辞にも上手いとは言えないタックルでテイクダウンを奪われており、いまいち実力がつかめない。

バンデラはUFCデビュー戦。昨年11月のコンテンダーシリーズで1Rテイクダウンからのパウンドで勝利してUFCとの契約を掴んだが、ローカル戦績11勝4敗と微妙な成績。ヘビー級は無敗であってもUFCではまったく通用しない場合もあるので、戦績だけ見ると期待は薄いが。

すぐに間合いを詰めてジャブを打ち込んでいくバンデラ。ヒットしているがスピヴァクタックル。テイクダウン。膝をついてケージ際で立とうとするバンデラ。スピヴァクがバックから殴るがバンデラ立って正対。しかし四つから放さず投げてテイクダウンしたスピヴァク。寝かせてパウンド。ガードに戻すバンデラ。ハーフにして肘を入れるスピヴァク。バンデラ、下になると全く逃げる動きもなく、ただ耐えるのみ。ホーン。

1Rスピヴァク。バンデラ、このテイクダウンディフェンスと、倒された後の対応では、打撃がよほど強くないと期待薄。

2R。左ハイを出したバンデラ。ヘビー級体型にしては軽快に放ったが、空振ってバックを取られ、そのままテイクダウンを許す。ハーフにしたスピヴァクが押さえ込んだままパウンドを入れていく。相変わらず逃げる動きがなく耐えているだけのバンデラだが、肘を顔面に打たれ背を向ける。出血。亀になりハーフバックから殴られ続けるバンデラ。スピヴァクチョークを狙うが真後ろには付けていないので外れる。ハーフバックで鉄槌連打するスピヴァク。頭を抱えて打たれるだけのバンデラを見てレフェリー止めた。

なかなか酷い出来のバンデラ。今後も活躍は厳しそう。

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