UFC254:第3試合・ジョン・ダウン vs. サム・アルヴィー

ライトヘビー級。

HEATライトヘビー級王者のダウンは昨年の上海大会でUFCデビュー。相手のスタミナが切れたところでニンジャチョークを決めて一本勝ち。2戦目は地元韓国大会で、UFC1勝2敗のマイク・ロドリゲスに秒殺KO勝ち。今回はUFC参戦後もっとも名前がある相手との対戦に。

ストライカーのアルヴィーは、ミドル級で体重オーバーすると、腹回りゆるゆるのままライトヘビー級へ。最初の2戦は勝利したが、そこから現在4連敗中。さすがにここで負けたらリリースだろう。連敗中ということもあり、オッズでは大きくアンダードッグだが、実際のところダウンの実力もまだ良くわからない。

開始と同時に間合いを詰めてプレスしていくダウン。相変わらず腹タプタプのスマイリンはケージ際をサークリング。ダウンも間合いには入らずフェイント。ロー。ミドル。パンチの間合いには入らず牽制の蹴りを入れていく。アルヴィーが飛び込んでパンチを打ち込んだが不発。すぐまたケージを背負う。ダウンがパンチを出すがアルビーのパンチがヒット。ダウン間合いを詰めてパンチがヒットする距離まで近づくが、アルヴィーのパンチを貰う。左がヒットし少しよろけたダウンだが首相撲に捕らえる。クリンチアッパーを入れるアルヴィー。ダウンはそのまま四つに組み付きテイクダウンを狙うが離れた。ケージを背負ったアルヴィーにパンチを打ち込むダウン。ヒット。しかしアルヴィーも打ち返した。残り30秒。ダウン詰めるがアルヴィーが避けつつパンチを入れていく。残りわずかでアルヴィーが出てパンチを打ち込むが、右目を押さえて後退。アイポーク?アルヴィーアピールなし。ホーン。

1Rはヒット数でアルヴィー。リプレイで見るとやはりアイポーク。ラウンド終了後にレフェリーにアピールしていたが、最後以外の場面でもあった模様。

2R。前に出るダウンだがまたアルヴィーのパンチを貰う。ダウンの右がヒット。しかしアルヴィーも下がりながらだが打ち返す。また間合いを詰めているダウンだがここまでパンチの技術ではアルヴィーが上回っている。もっとも重量級だけに一発で展開は変わるが。プレスされているアルヴィーだが余裕が見える。入ってくるところにパンチを合わせていく。ワンツーがヒット。ダウンもパンチを出してはいるがサークリングでかわされる。入ってくるダウンに先にパンチを当てるのはアルヴィー。ダウン詰めるだけで手が出ない。残り1分。ダウンのパンチがヒットするが決定打にはならず。アルヴィーの飛び込んでのアッパーがヒット。効いてないとアピールするダウン。ホーン。

2Rもアルヴィー。

3R。ダウンが圧を強める。右の肘がヒットしアルヴィーダウン!パウンドを打ち込む。亀になって立とうとするアルヴィーのバックに回りパウンドを打ち込むが、アルヴィー立つと正対。しかしダウンなおもプレスしていくアルヴィーが前に出てアッパーを打ち込む。逃げ切れば勝てると思うがさらにアッパーから連打と攻めていく。KOするしかないダウンなおも出ていくと右の肘がヒット!アルヴィーふらついている。そのまま組んだダウンがテイクダウンを狙うがアルヴィー逆に休めたか。ケージにもたれてこらえる。なおもテイクダウンを狙うダウンだが、貴重な時間が過ぎていく。残り1分。離れ際にまた肘を入れたダウン。アルヴィーも打ち返して凌ぐ。しかしダウン攻められずタイムアップ。

3Rはダウンだが…。

29-28ダウン、29-28アルヴィー、28-28のスプリットドロー。

うーん…。まあジャッジによっては2Rダウンはあるかもしれないが、3R10-8の方が無いだろう。ダウンの他にぐらつかせる肘もあったが、アルヴィーも打ち返していて一方的ではなかった。

ダウンはオッズでは優勢ながらも、リリース寸前のアルヴィーに大苦戦。ギリギリドローを拾えた。

メディアのジャッジもやはりほとんどが28-29アルヴィー。ドローや29-28ダウンも皆無ではないが…。

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