フェザー級。ミッチェル15位、フィリはランク外。
無敗選手を集めたTUFで3位だったミッチェル。TUFは非公式戦のため、公式戦ではまだ負けなし。グラップラーで、昨年12月のマット・セイレス戦ではUFC史上2度目のツイスターによる勝利。さらに、今年5月の試合でも、再三に渡りツイスターを狙う舐めプを見せたものの、決めることはできずに判定となった。UFCではここまで4連勝中。
アルファメールのアンドレ・フィリもランキング間際にいる選手。長いリーチを生かした打撃+タックルが武器で、UFC最初の8戦は4勝4敗だったが、そこから5勝2敗とやや調子が上向きになっている。前回はチェ・ドゥホをKOしたシャルル・ジョーダインにダウンを奪われたものの、後半を取り返してスプリット判定勝ち。
低く構えてパンチを入れるフィリだが、ミッチェルがシングルレッグでテイクダウン。フィリ立つがすぐまた倒して押さえ込むミッチェル。レッグマウント。足を抜いて立ったフィリをまたすぐ倒した。ハーフ。立ったフィリを即テイクダウンするミッチェル。サイドからニーオン。マウントを取ろうとした瞬間に立ったフィリだがバックマウントにされ再び倒れてマウント。パウンドを落とすミッチェル。ガードに戻したフィリだがすぐマウント。昇ってきてハイマウントになるが、フィリが反転して上になる。三角を狙ったミッチェルだがフィリ立つ。が、ミッチェルすぐテイクダウン。そしてすぐマウント。ガードに戻したフィリ。ホーン。
1Rミッチェル。テイクダウン・グラウンドに相当な実力差がある。
2R。ミッチェル低空タックル。今度は切ったフィリ。ジャブを出していく。ミッチェルはタックルのフェイントを見せるが、前に出たところでフィリの飛び膝をもらった。下がるミッチェル。フィリがパンチで出ていく。タックルは読まれているミッチェル。しかし組み付くとケージまで押し込んだ。尻クラッチしてテイクダウン。しようとしたが、差し返して切ったフィリ。打撃で出るフィリ。ミッチェル後退。タックルへ。ケージでこらえるフィリだが倒した。即マウント。ハーフに戻すが、フィリが下から首を抱えてきたところでヴァンフルーチョーク。フィリはケージを蹴って体勢を変え外した。なおもサイド。ケージを蹴って立ったフィリ。ミッチェルサイドキックで凌ぐが、フィリの蹴りをもらいマウスピースが飛ぶ。さらにタックルに来たミッチェルを投げて倒したフィリ。パウンド。ホーン。
2Rミッチェル。
3R。ミッチェルパンチで飛び込んでタックルにつなぎテイクダウン。ガードを取るフィリ。ミッチェルインサイドからパウンド。フィリが立つが、立ち際にシングルレッグを仕掛けて倒す。しかしフィリがブリッジで反転して上を取る。パウンド。ミッチェル立ってスタンド。すぐにまたタックルへ。フィリ切れずに倒される。だいぶ削られてきているフィリ。パスされマウント。ガードに戻したフィリだが残り1分。ミッチェルインサイドからパウンド。残りわずかで立とうとしたフィリだが、立った瞬間にタックルで倒される。タイムアップ。
29-28、30-27×2の3-0でミッチェル勝利。
フィリの打撃で劣勢になる場面もあったが、テイクダウン連発・テイクダウンすると即パス→マウントで完勝。パンチからシームレスにタックルにつなげる動きはONE王者のクリスチャン・リーを思わせる。