UFC258:第5試合・ホドウフォ・ヴィエイラ vs. アンソニー・ヘルナンデス

ミドル級。

柔術で4度の世界王者になっているトップ柔術家のヴィエイラMMA転向後7戦全勝全フィニッシュ。うち6試合が絞め技(RNCまたは肩固め)での一本勝ち。無敗のまま世界最高峰の舞台に上がることになったが、UFCでも2連勝しているものの、打撃の対処やスタミナ不足などに不安要素を見せている。

ヘルナンデスはここまでUFC1勝2敗。無敗でLFA王者となり、コンテンダーシリーズでは40秒でKO勝ちしたが、試合後にマリファナが検出されノーコンテストに。しかしUFCとの契約を果たした。初戦はアナコンダで一本負け、2戦目は逆にアナコンダで一本勝ち、3戦目は現ランキング10位のケビン・ホランドにボディへの膝をもらい嫌倒れしたところでパウンドラッシュをもらい39秒でKO負け。

間合いを詰めたヴィエイラ、即シングルレッグ。そのまま両足を束ねてテイクダウン。ハーフ。背中を向けたヘルナンデスからバックマウント。やや斜めの体勢からチョークを狙うが、ヘルナンデス正対。しかしマウント。また亀になったヘルナンデスからヤスケビッチ十字を狙うヴィエイラ。外れて立ったヘルナンデスだが、即組んだヴィエイラ。ケージで立ったヘルナンデスだがなおもテイクダウンを狙っていく。離れるとヘルナンデスがパンチで出る。パンチがヒット!ヴィエイラタックルで凌ぐがノーアームギロチン。ヴィエイラ下になり回転して外した。またレッグだいぶでテイクダウンを狙ったヴィエイラだが切られる。疲れているヴィエイラ。またタックル。がぶったヘルナンデスがまたギロチン。ヴィエイラ下になり外す。立つとヘルナンデスのパンチを貰っているヴィエイラ。タックルで誤魔化したヴィエイラだが、ヘルナンデス横三角に捕らえる。ホーン。

1Rヘルナンデスか?案の定、スタミナと打撃の不安要素が露呈したヴィエイラ

2R。ノリノリで攻めに行くヘルナンデス。飛び膝。しかしキャッチされ倒される。亀になったヘルナンデスに足のフックをせず背中に乗ったヴィエイラだが前に落とされる。潜ろうとしたヴィエイラだが亀になりパウンドをもらう。立ったがハイキックがヒット。パンチで追いかけるヘルナンデス。ヴィエイラまた逃げ気味のタックル。切ったヘルナンデスがギロチン!スタミナ切れもあって逃げられないヴィエイラがタップ!

ヘルナンデス、柔術ADCC世界王者からタップアウト勝利。

ヴィエイラは心配されたウィークポイントが改善されておらず、1R前半のグラウンドの攻めを凌がれるとスタミナ切れでテイクダウンを奪えず、打撃でも劣勢で成すすべがなかった。ランカークラスならともかく、前座クラスの相手にこれでは厳しい。

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